稀に的中?3代血統で重賞予想

血統(3代)にとことん拘りながらという競馬予想ブログ

タグ:モズカッチャン

 
今週日曜京都競馬メインレースは京都記念2018

京都記念は芝2200m外回りで施行される古馬重賞
今年で111回を迎えるこの時期の伝統的なレースであります

近年ではドバイへの壮行戦的な役割もあるかと思うんですが
今後は昨年からG1に格上げされた大阪杯への重要なステップと位置付けされそう
サトノクラウン、マカヒキ、ミッキーロケット
これら昨年の1.3.4着馬が大阪杯へと歩んでいきましたから

サトノクラウン(香港ヴァーズ、宝塚記念)
ラブリーデイ(宝塚記念、天皇賞秋)
トーセンラー(マイルチャンピオンシップ)
そして直近の当レース勝ち馬の内この3頭は同一年度にG1を勝っております
従って今年もここを勝った馬はその後注目したほうがいいかもしれませんね

今年の注目は何と言っても昨年のダービー馬であるレイデオロの参戦でしょう
この後にドバイへいくようですからここはきっちり勝って弾みをつけたい所

レイデオロの他にはアルアイン、ディアドラ、モズカッチャン、クリンチャーらが登録
 

出走予定馬と血統表


 

これが京都記念2018出走予定馬10頭の3代血統表(全馬出走可能になっております)
 

レースの血統傾向


 

これは過去10年における京都記念1~3着馬の父と母父が分かるもの

一応5年連続で馬券になってるディープインパクト産駒に目が行きますね

スマートレイアー
タッチングスピーチ
トーセンラー
ベールドインパクト
人気より着順が上だったこれら4頭のディープ産駒は全て母方に欧州血統を持ってました

ただジェンティルドンナにハープスターが1番人気を裏切り馬券に絡めず
キズナ・マカヒキといったダービー馬も3着までと凡走の部類だったんで
そこまで全幅の信頼ともいかないような気も(現状ディープ有利な馬場とも言い難いですし)

当然のようにディープ以外の馬も欧州血統を持つ馬がかなり活躍する傾向にあり
このあたりはタフな馬場で開催される事が多いというのも理由の一つになるんでしょうが
 

ハービンジャー牝馬は間隔が開くと?マークなのか?


 
ディアドラ
モズカッチャン
今回の京都記念にはハービンジャー産駒のG1牝馬2頭が出走

そのハービンジャーがダンチヒ系でも欧州ノーザンダンサーの部類だけに余計に気になります
という事で少しだけ見て行こうかと思います
 
 
ではまずつかみネタを(笑)


これがハービンジャー産駒の芝重賞における前走距離別全成績

もうこれは一目瞭然で前走からの短縮臨戦の数字が全くもって奮いませんね
今回は2頭共にエリザベス女王杯からの臨戦つまり同距離臨戦になるのでまあ悪くないかと
 
 
ではこれが本題


これがハービンジャー産駒牝馬の芝重賞における前走間隔別全成績

これもまあ一目瞭然で間隔を開けての臨戦がまるでダメですね
牡馬だと実は逆で間隔を開けての臨戦のほうが成績良好なんですが
牝馬に関して言うなら”ある程度熱されてから”のほうが走りやすいという説!?

今回は2頭共にエリザベス女王杯からの臨戦なんで間隔を開けての臨戦という事に
ぶっちゃけG1級ハービンジャー牝馬のこの臨戦というのは過去に例がないパターンなんで
走られても全然不思議ではないんですが(笑)
それでもここはちょっと見守ってみるという気持ちも必要なのかもしれませんよ
 
 

 
今週は秋の牝馬NO.1決定戦となるエリザベス女王杯2017
今年は秋華賞の3歳上位3頭が揃って参戦し迎え撃つ古馬も好メンバー
近年ではかなり楽しみなレースになりそうですが
ここではエリザベス女王杯出走馬1頭1頭の血統評価(短評とも言う)を各馬五十音順にしていきます

※もし気付いた事があれば随時更新していく予定です
 

まずは過去のエリザベス女王杯から見えてきたポイント


 

これは過去10年におけるエリザベス女王杯1~3着馬の父と母父が分かるもの

12年と13年が重馬場施行、15年が稍重馬場施行
このあたりも踏まえた上で基本的には良馬場施行時の結果を参考にしていきます

12年から5年連続で馬券になってるディープインパクト産駒
これを良馬場施行時の成績でまとめると【1.0.1.7】
数字だけ見ると案外で意外と馬場が重い時のほうが好走してるイメージはありますね
馬券になったラキシスとミッキークイーンの2頭は共に母方にミスプロの血を持ってました
良馬場でディープを狙うなら母方にスピード血統というのがミソになるかも?

ダンチヒ、ノーザンテースト、ストームキャット、ヴァイスリージェント
これらノーザンダンサー系の血でもスピードタイプの血を持つ馬=特に母方に持つ馬
良馬場であるなら是非とも注目したい血であります

臨戦では府中牝馬ステークス組と秋華賞組がほとんどですが好走率は秋華賞組のほうが高い傾向
そして近年特注の臨戦はオールカマー組

15年1着 マリアライト(3走前1600万)
15年3着 タッチングスピーチ(3走前500万)
14年3着 ディアデラマドレ(4走前1600万)
13年2着 ラキシス(前走1000万)
13年3着 アロマティコ(2走前1600万)
12年1着 レインボーダリア(3走前1600万)
12年3着 ピクシープリンセス(前走1000万)
あとはこれら4走内位で条件戦を走ってた馬が結構好走してるのもこのレースの特徴
メンバーが分厚くても意外と鮮度が有効であるかもしれません
そしてこれらは当日4~7番人気という程良い所の人気に収まっていた馬
人気薄すぎても単純に力不足の可能性があるのでこのあたり見極めは重要になりそう
 

今年の出走馬の血統分析


ヴィブロス




父はディープインパクトで12年から5年連続で馬券になってますが
これを良馬場施行時の成績でまとめると【1.0.1.7】
数字だけ見ると案外で意外と馬場が重い時のほうが好走してるイメージはありますね
馬券になったラキシスとミッキークイーンの2頭は共に母方にミスプロの血を持ってましたが
母父Machiavellianはミスプロ系でスピードタイプ
母母父ヌレイエフは当レースでの好走血統の一つでもあり適性は十分ありそう
全姉に当レース2着のヴィルシーナがいる血筋ですから
前走府中牝馬ステークス1番人気2着からの臨戦になりますが
過去10年で前走府中牝馬ステークス1番人気だった馬は【0.1.2.4】と好走率はまずまず
臨戦的には勝ち切れないという懸念はあるものの特に嫌うような材料はないとは思いますね
 

ウキヨノカゼ




父はオンファイアでディープインパクトの全弟なんで血統はディープと同じ
オンファイアって延長臨戦の数字が同距離や短縮と比べるとかなり悪いですね
この馬自身重賞で5度馬券になってますが全て同距離臨戦でした
今回1600m→2200mの大幅延長臨戦になりますが・・・
母父フサイチコンコルドは欧州ノーザンダンサー~ニジンスキー系
母母父Ogygianはダマスカス系の米国血統でパワー寄り
 

エテルナミノル




父エンパイアメーカーはミスプロ系で産駒の芝G1実績はカイザーバル秋華賞3着のみ
ミスプロ系種牡馬でこのレース馬券になったのはキングカメハメハと
そして3度馬券になったエンドスウィープのスイープトウショウ
キンカメはミスプロでもキングマンボ系でやや毛色が違う感じ
従って純然たるミスプロはスイープトウショウのみ走ったと考えたらちと厳しいですわな
成績を辿ってもダウン且つ少頭数でしっかり反応してしまってるのでG1はさすがに・・
 

クイーンズリング




父はマンハッタンカフェで昨年の勝ち馬
昨年は休み明けの府中牝馬ステークスで13頭の大外枠からスローを先行し勝利
そこからエリ女は頭数増えた15頭の内枠でどやねん??
いかにもマンハッタンカフェが嫌いそうな楽→苦となる所でしょ~
という事でこの馬自信の無印でしたが見事に内から間を割って勝たれてしまいました(笑)
しかもこのエリ女は9-9-9-7という通過順だったので延長で先行から差しという逆位置取り
いかにもな苦条件をこなしたところがこの馬のかなりのポテンシャルを示してくれます
その後の成績は奮いませんがこの馬自身苦手な根幹距離でのもの
そして前走府中牝馬ステークスは昨年と同じ臨戦ですが今年は後方外から差す競馬でした
ですので今年はベタに延長で前に行く位置取りが普通に掛かる事
昨年あれだけ苦条件と思われる所で来たので今年はそこまで苦ではない臨戦なら
リピーターレースの色も濃い傾向ですし十分期待出来そうかなと
母方は重めの欧州配合ですが母父Anabaaがダンチヒ系
 

クインズミラーグロ




父はマンハッタンカフェでサンデー系種牡馬
昨年ワンツーフィニッシュだったのがマンハッタンカフェになるんですが
前走間隔を開けての臨戦でいいとこなく12着
それまでがずっとリズム良く好走してただけに休んでリズムが途切れちゃった感も
In Excess×Slewpyの母方はスピード色強めの配合
 

クロコスミア




父はステイゴールドでスタミナ型のサンデー系種牡馬
当レースでのステイゴールド産駒の成績は【0.0.0.8】でさっぱり
ただこの8頭中1頭が8番人気でそれ以外は全て10番人気以下という人気薄でのもの
そしてその中でマイネオーチャードとマイネレーツェルが4着してます
従ってこの成績だけでダメという風には決め付けないほうがいいのかも!?
前走府中牝馬ステークスは稍重スローで逃げ切り勝ちでしたが
3歳時の重馬場ローズステークス逃げて2着後に延長G1になる秋華賞6着
この時とやや似通った臨戦に今回なってしまいますね・・つまり前走が狙い目だったという事
母父はボールドルーラー系でスピード持続力に長けてますが
その奥のNashwan~Sadler's Wellsは欧州血統
 

ジュールポレール




父はディープインパクトで12年から5年連続で馬券になってますが
良馬場時に馬券になったラキシスとミッキークイーンの2頭は共に母方にミスプロの血持ち
この馬は母母父がミスプロですね!!母父エリシオは欧州ノーザンダンサー系
母父エリシオはアドマイヤラクティにファタモルガーナが代表的ですが
距離が延びるにつれて成績がアップする傾向があり
一気の距離延長はどっちに転ぶか分かりませんが
どうせ人気薄なんでそこは目を瞑ってプラス材料を取るべきか!?前走条件戦ですし
 

スマートレイアー




父はディープインパクトで過去2度このレースに出走も14年10着.15年5着
ホワイトマズル×Groom Dancerの母方は重めの欧州配合になります
14年が良で15年が稍重ですからやはり良だと母方の重い血が邪魔になるのかも?

それとこれは15年米子ステークス以降の成績表ですが
もう一目瞭然でG1【0.0.0.4】それ以外【4.3.1.0】という分り易い戦績
G1は際どい所には来てはいるんですがねえ・・・
 

タッチングスピーチ




ディープインパクト産駒で一昨年稍重馬場の3着馬
結局これは母方のサドラーズウェルズ×ネヴァーベンド系の重い欧州配合の血が効いた!?
今年は良馬場だと辛い上に近走のリズムが悪すぎるのでさすがに厳しいでしょう
 

ディアドラ




父はハービンジャーでノーザンダンサー~ダンチヒ系種牡馬
ダンチヒ系種牡馬では過去ファインモーションがこのレースで勝っております
過去10年だとノーザンダンサー系種牡馬は2着2回(メイショウベルーガ、カワカミプリンセス)
ハービンジャーですが牝馬だと芝重賞では間隔を詰めての臨戦のほうが好成績
まさにこの馬はそんな感じでの成績で秋華賞も勝ちましたし
間隔詰めても問題なさそうですが今回は紫苑S1着→重の秋華賞1着と過去最大の疲労との戦いに
そこさえクリアになれば母母父Machiavellianがミスプロですしその奥にはヌレイエフと
どちらかと言えばここに向きそうな母系の血を持ってはいますが・・
 

デンコウアンジュ




父メイショウサムソンはサドラーズウェルズ~欧州ノーザンダンサー系
13年に同じ父であるトーセンアルニカが4着に来てますがこの時は重馬場でのもの
ヴィクトリアマイル2着も稍重馬場でしたし
母父マリエンバードも欧州ノーザンダンサーのニジンスキーであるとこからも
やはり馬場の助け=重めの馬場が必要になりそうな気はします
 

トーセンビクトリー




父はキングカメハメハなんでキングマンボ系種牡馬
ディアデラマドレ、アロマティコ、アパパネ×2
全て3着ではあるものの馬場不問で来てるのがキングカメハメハ産駒
母トゥザヴィクトリーはこのレースの勝ち馬でありますし
どうせ人気は全くないでしょうから端っこで買っておきたい馬の1頭
母父サンデーからはスピードを供給、母母父ヌレイエフは当レースの好走血統
 

ハッピーユニバンス




父ジャングルポケットはトニービン~グレイソヴリン系種牡馬
アヴェンチュラ、クィーンスプマンテと過去2頭ジャングルポケット産駒は連対
京都2200mも産駒のコース成績ではNO.1と言っていいほどの好相性さ
アヴェンチュラは延長臨戦でしたが最高のリズム、クィーンスプマンテは2400mからの短縮臨戦
重賞では延長より短縮のほうが成績良い種牡馬だけに今回延長というのは引っ掛かる材料ではあり
母父サンデーから軽さは感じられますが母母父は異系の欧州血統
 

マキシマムドパリ




父はキングカメハメハなんでキングマンボ系種牡馬
ディアデラマドレ、アロマティコ、アパパネ×2
全て3着ではあるものの馬場不問で来てるのがキングカメハメハ産駒
この馬が4着以下に負けたのが7回あってその内5回が延長臨戦でのもの
大阪城S・クイーンSと今年短縮臨戦でも走れてないのは気にはなりますが
前走2400m京都大賞典先行からの短縮臨戦になるので差しに回る位置取りも期待出来るか
母方はサンデーから奥は重めの欧州配合
 

ミッキークイーン




父はディープインパクトで昨年の3着馬
宝塚記念以来間隔をたっぷり開けての臨戦は昨年と同じ形(昨年はVマイル以来)
従って今年もある程度走れる状態にはあると思うんですが・・

これはディープインパクト産駒の芝G1における前走との間隔別成績
ここまでで僅か1勝のみというのは案外でなかなか勝ち切れてない傾向というのは気にはなります
母父Gold Awayは当レースでの好走血統ヌレイエフ系
母母父Procidaがミスプロ系でスピードタイプ
母方の血統はここに対してケチのつけようがない構成
 

モズカッチャン




父はハービンジャーでノーザンダンサー~ダンチヒ系種牡馬
ダンチヒ系種牡馬では過去ファインモーションがこのレースで勝っております
過去10年だとノーザンダンサー系種牡馬は2着2回(メイショウベルーガ、カワカミプリンセス)
ハービンジャーですが牝馬だと芝重賞では間隔を詰めての臨戦のほうが好成績
まさにこの馬はそんな感じでの成績でフローラS→オークスと好走
間隔詰めても問題なさそうですが今回は前走重馬場の秋華賞で頑張ったのがどう出るか!?
母父キングカメハメハは父として複数馬券になっており
Storm Boot~Chief's Crownという母系にはスピードタイプのノーザンダンサーの血が重ねられてます
3歳3頭の中では現時点では最上位評価しており内枠引いたらその評価もより高まりそう
 

リスグラシュー




父はハーツクライでサンデー系種牡馬
ヌーヴォレコルトが2年連続で2着しておりますねハーツクライ産駒では
実はハーツクライ産駒って実は京都芝重賞ではなかなか勝ち切れなくて3勝のみ
これは東京16勝・中山7勝・阪神6勝と比べても見劣る印象で前走秋華賞は2着
そして京都だと内回りと外回りで結構差があって
内回り【1.3.2.8】外回り【2.10.9.63】と外回りはかなり厳しい印象
つまり前走秋華賞はまだ買えるタイミング中でのものだったように思えるんです
延長臨戦はハーツクライ産駒なんで当然悪くないんですが結局のところ
チューリップ賞3着→桜花賞2着→(延長)オークス5着
ローズS3着→秋華賞2着→(延長)エリザベス女王杯?着
今回の臨戦は春の過程と似てしまってるような気が・・・
American Post×Miller’s Mateの母方は欧州配合で重いですし
 

ルージュバック




父はマンハッタンカフェでサンデー系種牡馬
昨年ワンツーフィニッシュだったのがマンハッタンカフェ産駒になりますね
この馬は走るタイミングが分かりやすくて
間隔を開けての臨戦、非根幹距離、外枠
このあたりが揃うといい走りをしますし実際これらが揃ってた2年前のこのレースで4着
そんな意味で前走オールカマーは内枠以外は走るタイミングでの1着とも言える結果
そして今回ですが枠はまだ分かりませんが(当然外枠希望でしょう)
非根幹距離という部分だけが良くて間隔は開いてはいません
ただ他の有力視されてる馬に比べればゆったりとしたローテーションでありますし
近年好ステップであるオールカマー組
さらに全ての負の材料を相殺してくれる可能性があるムーアに乗り替わり
母父Awesome Againはヴァイスリージェント系でスピードタイプのノーザンダンサーの血
母母父Bold Revenueはボールドルーラー系
つまり母方はスピード持続力に長けた配合になるのでここは悲願のG1制覇のチャンスはありそう
 

最後に一言


 
・3歳馬
・ディープインパクト産駒
・マンハッタンカフェ産駒
このあたりがポイントになってきそうであります

3歳馬に関してはどうしても前走重馬場施行だった秋華賞からの臨戦だけに疲労は気になる所

そしてディープインパクト産駒は走れそうな馬のほうが多いような気はしますが
今年のディープインパクト産駒G1成績が奮わないのがどう出るか!?


そうなってくると今年もマンハッタンカフェ産駒に期待したくなるんですが・・・
 
 

 
今週は3歳牝馬たちによる戦いとなる秋華賞2017
先日のスプリンターズステークスでも取り組んだ出走馬全頭血統評価なんですが
この秋のG1シリーズは全部やってやろうかと!

という事でここでは秋華賞出走馬1頭1頭の血統評価(短評とも言う)を各馬五十音順にしていきます
 

まずはポイントから


 


これは過去10年における秋華賞1~3着馬の父と母父が分かるもの

パッと見て分かるようにディープインパクト産駒が5年連続で馬券になっており昨年まで3連勝中
馬券になった馬は全て1~3番人気で人気にしっかりと応えてるイメージ
しかしながらビッシュ、タッチングスピーチ、デニムアンドルビーといった人気馬は沈んでます
これらの共通点は母方が欧州血統で重めの馬であった事

ヴィブロスとミッキークイーンは母方にミスプロを
ショウナンパンドラは母父が米国型ノーザンダンサーのフレンチデピュティ
ディープインパクト産駒以外でも
昨年2着のパールコードは母方が米国志向強めの配合
昨年3着カイザーバルの父はミスプロ系種牡馬のエンパイアメーカー
重めの欧州血統よりもアクセントとしてスピード&パワーに長けた血を持つ馬
これを狙うというのが有効になるのでは?

あとはキングマンボの血でしょう
キングカメハメハ産駒が4頭馬券になってますし
母父キングマンボのリラコサージュは15番人気3着で大穴を演出
メイショウマンボの父スズカマンボもキングマンボ内包種牡馬でした

そして気になるのは週末の天気でして現状雨予報が出ております
もし馬場悪化となればスピード&パワーとは逆ベクトルの欧州血統
斬れとスピードのディープインパクトよりはまた違う種牡馬
このあたりにも目を向ける必要はありそうなので直前まで見極めるしかなさそうです
 
これらを踏まえつつ各馬の評価を見て頂ければいいかと思います
 

出走各馬の血統評価


アエロリット




父クロフネはフレンチデピュティ~ヴァイスリージェントの系統で米国型ノーザンダンサー系
同じ父であったホエールキャプチャが11年に1番人気3着
ホエールキャプチャはデビューからオール3着内で前走ローズS1番人気1着という臨戦
つまり最高のリズムでも3着どまりでした
アエロリットも前走クイーンS2番人気1着で2走前がNHKマイルC勝ちとリズムは良し
では何が気になるか?というと1800m→2000mの延長臨戦
実はクロフネ産駒は芝重賞における延長臨戦が苦手で数字的には勝率2.4%連対率8.3%と低迷
短縮と同距離と比べてもこの数字は大きく見劣りするものではあり
まあ前走は延長臨戦だったんですがね(笑)それでもG1でどうなのか??
ただ母母父ヌレイエフというのは秋華賞でも好走血統の一つ
前走クイーンSからの臨戦で馬券になった2頭は共に非サンデー系種牡馬のジャングルポケット産駒
ジャングルポケットはヌレイエフ内包ではあります
近親にはミッキーアイル・キングレオポルド・タイセイスターリー
この並びを見ても延長というのがプラスに出るとは思えないんですがね・・
番手からの競馬も出来る馬ですが前走で逃げて楽に感じた分だけ
ここで控えると多少でも苦を感じる可能性もあるのではないかとも考えます
 

ヴゼットジョリー




父ローエングリンはサドラーズウェルズ系で欧州ノーザンダンサー系種牡馬
今回は1600mポートアイランドSからの臨戦ですので400mの延長臨戦になりますが
ローエングリン産駒はこの延長臨戦の成績が短縮と同距離に比べると極端に悪し
(複勝率だと短縮27.2%同距離26.6%に対して延長10.9%)
母父は大種牡馬のサンデーサイレンスですがその奥Saumarez~Lyphardは欧州血統
出走馬唯一の1600mからの臨戦なんで異端性はありそうですが血統的には厳しいか
 

カリビアンゴールド




父ステイゴールドはサンデー系種牡馬でスタミナ型サンデーの範疇
同じサンデー系種牡馬でスタミナ型のダンスインザダークはこのレースよく走ってますが
ステイゴールド産駒における秋華賞成績はここまで7番人気以内が4頭居て【0.0.0.9】と苦戦
京都2000mは中央4場(東京、中山、阪神)の2000mと比べても成績が最も悪く期待値も低し
母父Cape Crossは欧州も辿ればダンチヒ系で母母父がMr. Prospectorとスピードに長けた配合
前走紫苑Sは6番人気2着と頑張った後なので疲労は心配
ただ重賞であるローズSと紫苑Sを人気より上の着順で馬券になった馬は
ヴィブロス、カイザーバル、タガノエトワール、キョウワジャンヌとこのあたりですが
いずれも2走前が条件戦を使ってたのでこれが疲労を軽減させてくれるのかも?
この馬は2走前が1000万下なんでリズム重視ならこの臨戦は面白いか
 

カワキタエンカ




ディープインパクト産駒ですがおそらく1~3番人気に推される事はないでしょう
秋華賞におけるディープ産駒ですが1~3番人気だと【4.2.0.4】4番人気以下だと【0.0.0.11】
物凄く人気に従順でありましてそういった意味からして厳しいのかもしれません
でも母方のクロフネ×フォーティナイナーはヴァイスリージェント×ミスプロ配合
つまりスピードとパワーに長けた配合であります
前走ローズSは6番人気2着と頑張った後なので疲労は心配
(ここからはカリビアンゴールドの所でも書きましたが)
重賞であるローズSと紫苑Sを人気より上の着順で馬券になった馬は
ヴィブロス、カイザーバル、タガノエトワール、キョウワジャンヌとこのあたりですが
いずれも2走前が条件戦を使ってたのでこれが疲労を軽減させてくれるのかも?
この馬は2走前が1000万下なんでリズム重視ならこの臨戦は面白いか
 

タガノヴェローナ




父クロフネはヴァイスリージェント系で米国型ノーザンダンサー系種牡馬
今回は1700mダートからの臨戦になるので延長臨戦
実はクロフネ産駒は芝重賞における延長臨戦が苦手で数字的には勝率2.4%連対率8.3%と低迷
短縮と同距離と比べてもこの数字は大きく見劣りするものではあり
今回は初芝のレースになりますが母方のキングカメハメハ×トニービン
そして半兄であるタガノエスプレッソとタガノトネールは芝実績あるので新鮮さはあるでしょう
それでも兄達はダートで走ってる馬ですから父含め厳しいでしょうが
 

ディアドラ




父ハービンジャーはダンチヒ~欧州ノーザンダンサー系種牡馬
芝重賞だとハービンジャーは連対率&複勝率が最も高いのが京都コース
そして前走との間隔は一見開いてたほうがいい筈のハービンジャーですが
牝馬に関してはそんな事はなく数字だけなら間隔が詰まってるほうが圧倒的に好走してるという事実
前走が紫苑Sなんで間隔は詰まってる部類でしょう
産駒の京都2000m成績もクラスが上がっても全然落ちずに走ってるんですよねえ
母父スペシャルウィークはぶっちゃけよう分かりませんが(笑)
その奥のMachiavellianはミスプロ系なんでスピード
さらにその奥は秋華賞好走血統であるヌレイエフ持ち
現在2連勝中で2走前が1000万下の条件戦を使っており文句なし
 

ハローユニコーン




父はハーツクライでサンデー系種牡馬
ヌーヴォレコルトとキョウワジャンヌの2頭が同じハーツクライ産駒で当レース馬券に
この馬は母方がヌレイエフ×ネヴァーベンドなんで欧州配合
父も込みで重い血統配合なんで馬場が重くなったほうが期待値が上がりそうではあり
逆に良馬場で斬れ&スピード勝負になるとしんどいでしょう
 

ファンディーナ




ディープインパクト産駒ですがおそらく人気は3or4番人気くらいでしょうか?
秋華賞におけるディープ産駒ですが1~3番人気だと【4.2.0.4】4番人気以下だと【0.0.0.11】
物凄く人気に従順であるのがディープなのでこのあたり非常に微妙なラインではあります
ただこの上位人気で馬券になった6頭は全て前走で連対しており
前走ローズSで走れなかったのはディープ=リズム重視ならどうなん??という思いはあり
母父Pivotalは秋華賞好走血統の一つであるヌレイエフ系で欧州ノーザンダンサー系
母母父A.P. Indyはボールドルーラー~ナスルーラでスピード持続力血統
母方の配合はバランスの取れた印象ではあります
 

ブラックオニキス




父ブラックタイドはディープインパクトの全兄にあたりサンデー系種牡馬
サンデー系でもややパワーにも長けてるというのが産駒の特徴ではあります
母方はダンチヒ×ノーザンテーストでややスピードに勝ったノーザンダンサー系配合か
 

ブラックスビーチ




この馬もディープインパクト産駒ですが前走ローズSが16着と全くいいとこなく完敗
人気に従順且つ馬券になった6頭は全て前走で連対
という秋華賞でのディープ産駒の特徴からいけばなかなか買い難いイメージ
母父キングマンボでその奥はスピード持続力に長けた血を持ってはいますし
近親にアグネスデジタルが居る血統馬ではあるんですが・・
 

ポールヴァンドル




父はダイワメジャーで京都2000m成績は勝ち切れないものの連対率と複勝率は高い傾向
クラス別でも上から下まで満遍なく走ってるのでイメージよりは意外と悪くない
母方は秋華賞好走血統であるヌレイエフ系の母父に母母父Kaldounはグレイソヴリン系
という事で欧州配合になります
ディープインパクト産駒が走る舞台で勝負するには斬れ不足
母方の配合からしても良馬場なら苦しいイメージがするので週末どれだけ馬場が重くなってくれるか?
ダイワメジャー産駒は湿った馬場はかなり得意ですからね
ずっと先行競馬しかしてなかった馬が前走差して好走(4番人気3着)というのは驚きましたし
重賞であるローズSと紫苑Sを人気より上の着順で馬券になった馬は
(ヴィブロス、カイザーバル、タガノエトワール、キョウワジャンヌ)
いずれも2走前が条件戦を使ってましたから2走前1000万下からの臨戦にこの勢いは魅力的
 

ミリッサ




ミリッサもポールヴァンドルと父も一緒で母方も欧州血統で似通ったイメージ
父はダイワメジャーで京都2000m成績は勝ち切れないものの連対率と複勝率は高い傾向
クラス別でも上から下まで満遍なく走ってるのでイメージよりは意外と悪くない
ディープインパクト産駒が走る舞台で勝負するには斬れ不足
母方もサドラーズウェルズにハンプトンつまりコテコテの欧州配合なんで良馬場なら苦しいイメージ
ただ馬場がもし重くなると話は別
ダイワメジャー産駒は湿った馬場はかなり得意ですしそうなると斬れ不足を相殺出来るか!?
それでもこの馬はダイワメジャーにしては斬れるタイプではあるんですが
スピードとは逆ベクトルの母方の血統構成ですし兄姉は2000m重賞勝ち馬でもあり
 

メイショウオワラ




3戦3勝でようやく産駒初の重賞勝ちとなったセダブリランテスが代表的なディープブリランテ産駒
ここまで面白いように交互の成績を刻んで来てますが
ファルコンS、スイートピーS、ローズSいずれもが前走からアップ戦となる臨戦で凡走
ここはG1なんで当然アップ戦、前走ローズSはかなり頑張ってましたがね・・
母方がタイキシャトルにテスコボーイの系統なんでスピード特化されてます
2戦目で重馬場で勝ってはいますが血統的には良馬場のほうがいいように思えます
 

モズカッチャン




芝重賞だとハービンジャーは連対率&複勝率が最も高いのが京都コース
そして前走との間隔は一見開いてたほうがいい筈のハービンジャーですが
牝馬に関してはそんな事はなく数字だけなら間隔が詰まってるほうが圧倒的に好走してるという事実
前走がローズSなんで同じ父であるディアドラよりさらに1週間隔は詰まっております
産駒の京都2000m成績もクラスが上がっても全然落ちずに走ってるんですよねえ
しかも重賞だと延長臨戦での成績良いのがハービンジャーですが今回延長臨戦
母父キングカメハメハはキングマンボ系で母母父Storm Bootはストームキャット系
ちなみに名馬ロードカナロアがキンカメ×ストームキャットでしたから
この配合はスピード特化の魅力がかなりありそうです
前走ローズSは7着とリズムは悪くなっちゃいましたが
内から一瞬いい脚は使えてたのでプラス14㎏だった馬体重も踏まえて叩かれてのコース替わりで
 

ラビットラン




この馬は米国産馬ですから全体的な配合はスピード&パワーに長けております
父Tapitのイメージってやっぱりテスタマッタやラニに代表されるように「ダート」
芝って全くダメな印象があるんですが産駒成績を見ると実はそうでもなくて
上級条件では全く走ってないものの複勝率は34.1%あるんです
ダートが39.1%ですからそんなに変わらない所で推移してたのが驚きでした
ラビットランも2走前の初芝500万条件で勝利しその勢いのまま前走ローズSも勝利
Tapit産駒で初めて上級条件の芝レースで走った馬という事になり
これまでのTapit産駒とは一線を画す強い馬という可能性は十分あるでしょう
ただ個人的には絶好の狙い時だった2走前もローズSも軽視してる以上は今更ここでは買えないです
ここで買うくらいならローズSも2走前も買っとかんかい!!って感じですから(笑)
さすがに今回は人気になるでしょうから尚更ですね
 

リカビトス




この馬もディープブリランテ産駒でデビュー以来3戦全て差す競馬で上がり1位で1着
この時点でディープブリランテではなくディープインパクトちゃうんか!?という気も(笑)
ただレースを見るとエンジンが掛かりきるまでやや時間が掛かるタイプか
つまりピュッと斬れずに長くいい脚を使うといった印象
母方は凱旋門賞馬リボーの血が入ってるものの米国色の強い配合
母エンシェントヒルもダートで活躍した馬でしたから
従って出来れば良馬場で勝負したいように思えますね
 

リスグラシュー




父はハーツクライでサンデー系種牡馬
ヌーヴォレコルトとキョウワジャンヌの2頭が同じハーツクライ産駒で当レース馬券に
ハーツクライ産駒って実は京都芝重賞ではなかなか勝ち切れなくて
ロジクライ(シンザン記念)ベルラップ(京都2歳S)カポーティスター(日経新春杯)の3勝のみ
これは東京15勝・中山7勝・阪神6勝と比べても見劣る印象
ただ京都だと内回りと外回りで結構差があって
内回り【1.2.2.7】外回り【2.10.9.60】と分母の差はありますが内回りのここは悪くない印象
American Post×Miller’s Mateの母方は欧州配合で重いんですが
前走ローズSは3着としっかりまとめてきたのでリズムは悪くないか
 

レーヌミノル




この馬も父はダイワメジャーで京都2000m成績は勝ち切れないものの連対率と複勝率は高い傾向
同じ父であるポールヴァンドル&ミリッサと決定的に違うのは母方の配合でして
タイキシャトルにボールドルーラー系ですからスピード特化配合
母方からしたら良馬場で勝負したい印象ですがそうなると他馬の斬れに屈しそう
かと言って馬場が重くなればダイワメジャーでそんな馬場だった桜花賞の勝ち馬でもあるので
期待値は高くなりそうですがそうなると今度は逆に母方の配合が仇になりそう
今回どっちに馬場が転んでも中途半端な感じになるような気がしてならないんですがねえ
 

まとめ


 
今週の天気予報は悪いんですが雨量的にはそうでもないような感じもしてきてるので
馬場状態の見極めというのがギリギリまで必要になってきそうですね
もうそれによって大きく予想も変わってしまうと思います

ベタにディープインパクト産駒で攻める??
いやいや馬場が悪くなればダイワメジャーやステイゴールドで思い切る??
そして昨日ツイートしましたが。。敢えて間隔の詰まった臨戦のハービンジャーを買う??

まとめになってなくて申し訳ありません(笑)
 


 
 

 
今週日曜京都メインレースは秋華賞2017
 
 
秋華賞は芝2000mで行われる3歳牝馬限定のG1レース
この秋華賞から本格的に秋のG1シリーズがいよいよスタート
3歳牝馬クラシック最後の一冠となるのが当レースになりますね

昨年の勝ち馬ヴィブロスはその後ドバイターフを勝ち海外G1制覇
ミッキークイーンも今年の宝塚記念で3着に入り
ショウナンパンドラはジャパンカップ勝利
近年の勝ち馬はその後牡馬と対戦しても大きなところで活躍しております
今年はどんな馬が勝ちこの後の活躍に繋げていくのでしょうか!?

阪神ジュベナイルフィリーズとオークスを制し
この世代の中心であるソウルスターリングが毎日王冠→天皇賞秋の路線を選択
桜花賞馬レーヌミノルも居ますがこの馬含め前哨戦となるローズステークスで
いわゆる春の実績馬が奮わなかったので一気に混戦模様となってきました

最注目はNHKマイルカップ勝ち馬であるアエロリット
NHKマイルカップでは牡馬に前走クイーンステークスでは古馬にそれぞれ勝利
ここは同世代の牝馬同士という事もあり有利に映りますね
 
今年の主な登録馬はアエロリット以外に
ディアドラ、ラビットラン、レーヌミノル、リスグラシュー、ファンディーナらが登録
 

出走予定馬と血統表


 


秋華賞2017出走予定馬は25頭(フルゲートは18頭)

シーズララバイ
ミスパンテール
テーオービクトリー
ブライトムーン
マナローラ
この5頭が除外対象

アロンザモナ
サロニカ
ブラックスビーチ
この3頭が残り1頭の出走枠を巡って抽選対象になっております
 

レースの血統傾向


 


これは過去10年における秋華賞1~3着馬の父と母父が分かるもの

パッと見て分かるようにディープインパクト産駒が5年連続で馬券になっており昨年まで3連勝中
馬券になった馬は全て1~3番人気で人気にしっかりと応えてるイメージ
しかしながらビッシュ、タッチングスピーチ、デニムアンドルビーといった人気馬は沈んでます
これらの共通点は母方が欧州血統で重めの馬であった事

ヴィブロスとミッキークイーンは母方にミスプロを
ショウナンパンドラは母父が米国型ノーザンダンサーのフレンチデピュティ
ディープインパクト産駒以外でも
昨年2着のパールコードは母方が米国志向強めの配合
昨年3着カイザーバルの父はミスプロ系種牡馬のエンパイアメーカー
重めの欧州血統よりもアクセントとしてスピード&パワーに長けた血を持つ馬
これを狙うというのが有効になるのでは?

あとはキングマンボの血でしょう
キングカメハメハ産駒が4頭馬券になってますし
母父キングマンボのリラコサージュは15番人気3着で大穴を演出
メイショウマンボの父スズカマンボもキングマンボ内包種牡馬でした

そして気になるのは週末の天気でして現状雨予報が出ております
もし馬場悪化となればスピード&パワーとは逆ベクトルの欧州血統
斬れとスピードのディープインパクトよりはまた違う種牡馬
このあたりにも目を向ける必要はありそうなので直前まで見極めるしかなさそうです

データ的には2走内に条件戦を使ってる馬と前走好走してる馬が馬券にかなり絡んできてます
鮮度とリズムというのも重視してみたいですね
 

有力馬の考察


アエロリット


父クロフネはフレンチデピュティ~ヴァイスリージェントの系統で米国型ノーザンダンサー系
同じ父であったホエールキャプチャが11年に1番人気3着
ホエールキャプチャはデビューからオール3着内で前走ローズS1番人気1着という臨戦
つまり最高のリズムでも3着どまりでした
アエロリットも前走クイーンS2番人気1着で2走前がNHKマイルC勝ちとリズムは良し
では何が気になるか?というと1800m→2000mの延長臨戦
実はクロフネ産駒は芝重賞における延長臨戦が苦手で数字的には勝率2.4%連対率8.3%と低迷
短縮と同距離と比べてもこの数字は大きく見劣りするものではあり
まあ前走は延長臨戦だったんですがね(笑)それでもG1でどうなのか??
ただ母母父ヌレイエフというのは秋華賞でも好走血統の一つ
前走クイーンSからの臨戦で馬券になった2頭は共に非サンデー系種牡馬のジャングルポケット産駒
ジャングルポケットはヌレイエフ内包ではあります
近親にはミッキーアイル・キングレオポルド・タイセイスターリー
この並びを見ても延長というのがプラスに出るとは思えないんですがね・・
番手からの競馬も出来る馬ですが前走で逃げて楽に感じた分だけ
ここで控えると多少でも苦を感じる可能性もあるのではないかとも考えます
 

リスグラシュー


父はハーツクライでサンデー系種牡馬
ヌーヴォレコルトとキョウワジャンヌの2頭が同じハーツクライ産駒で当レース馬券に
ハーツクライ産駒って実は京都芝重賞ではなかなか勝ち切れなくて
ロジクライ(シンザン記念)ベルラップ(京都2歳S)カポーティスター(日経新春杯)の3勝のみ
これは東京15勝・中山7勝・阪神6勝と比べても見劣る印象
ただ京都だと内回りと外回りで結構差があって
内回り【1.2.2.7】外回り【2.10.9.60】と分母の差はありますが内回りのここは悪くない印象
American Post×Miller's Mateの母方は欧州配合で重いんですが
前走ローズSは3着としっかりまとめてきたのでリズムは悪くないか
 

ディアドラ


父ハービンジャーはダンチヒ~欧州ノーザンダンサー系種牡馬
芝重賞だとハービンジャーは連対率&複勝率が最も高いのが京都コース
そして前走との間隔は一見開いてたほうがいい筈のハービンジャーですが
牝馬に関してはそんな事はなく数字だけなら間隔が詰まってるほうが圧倒的に好走してるという事実
前走が紫苑Sなんで間隔は詰まってる部類でしょう
産駒の京都2000m成績もクラスが上がっても全然落ちずに走ってるんですよねえ
母父スペシャルウィークはぶっちゃけよう分かりませんが(笑)
その奥のMachiavellianはミスプロ系なんでスピード
さらにその奥は秋華賞好走血統であるヌレイエフ持ち
現在2連勝中で2走前が1000万下の条件戦を使っており文句なし
 

出走予定馬で気になる馬


 
カリビアンゴールド
カワキタエンカ
ディアドラ
ファンディーナ
ミリッサ
モズカッチャン
リカビトス
リスグラシュー

この8頭の中で最も注目してるのがモズカッチャンで次点がディアドラ

ファンディーナは人気はするんでしょうがリズムが微妙
カワキタエンカはリズムはいいんですが人気が微妙
ディープインパクト産駒の2頭は母方にそれぞれ米国血統を携えてはいるんですが
ディープならば一点の曇りもない状態でこそ!かと思うんですね・・

という訳で目が行ったのは、まさかまさかのハービンジャー2頭!(あくまで現時点ではね)

モズカッチャンですが上のディアドラで書いた内容をもう1度
芝重賞だとハービンジャーは連対率&複勝率が最も高いのが京都コース
そして前走との間隔は一見開いてたほうがいい筈のハービンジャーですが
牝馬に関してはそんな事はなく数字だけなら間隔が詰まってるほうが圧倒的に好走してるという事実
前走がローズSなんでディアドラよりさらに1週間隔は詰まっております
産駒の京都2000m成績もクラスが上がっても全然落ちずに走ってるんですよねえ
しかも重賞だと延長臨戦での成績良いのがハービンジャーですが今回延長臨戦
母父キングカメハメハはキングマンボ系で母母父Storm Bootはストームキャット系
ストームキャットは米国型ノーザンダンサー系ですから母方の血統もいいんですわ
前走ローズSは7着とリズムは悪くなっちゃいましたが
内から一瞬いい脚は使えてたのでプラス14㎏だった馬体重も踏まえて叩かれてのコース替わりで

あともし雨が降って馬場が重くなればミリッサ
良馬場だとやや他の馬にスピード負けするような感じの成績できてますが
父ダイワメジャーに母方の欧州配合から馬場悪化ならそれを相殺出来るかも!?
兄姉は2000m重賞勝ち馬でもありますし
 
 

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