今週日曜日は大阪杯


水曜日にそこそこの雨が降りましたが
それ以降当日まで予報では雨は降らなさそう
今週からA→Bコース替わりの阪神
基本的には内前有利になるでしょうか!?


そんな阪神2000mですが
AコースとBコースで明確に違うものが…


大阪杯2020参照
これは2015年以降3勝クラスより上の条件
阪神2000mでの上がり3F順位別成績
(上段Aコース、下段Bコース)


大阪杯2020参照2
これは2015年以降3勝クラスより上の条件
阪神2000mでの脚質別成績
(上段Aコース、下段Bコース)


上がり1位馬の成績差が歴然とし
Bコースになると上がり3.4位馬の成績がUP

逃げ・先行の好走率がBコースになるとUP


つまりBコースになると
瞬発力は効き難くなり
持続力やパワーの要求が高くなる傾向にあり
あくまで数字ですが
そんな要素も備えるのが阪神2000mBコース



持続力やパワー…
まさにこれにビンゴなのが現状の阪神重賞
大阪杯2020参照3
母父を見るとそれが浮き彫りになっていて
米国志向の強い母父馬が圧倒的に馬券に


阪神2000mBコースで求められそうなものと
現状の上のクラスでの結果
これが=イコールっぽく思えるならば
それを重視してみる感じで



このあたりを気にしながら
ここからは出走馬の血統を見ていこうかと





ロードマイウェイ

ロードマイウェイ
ジャスタウェイ×ジャンポケ
小回り急坂◎な配合で
チャレンジCを勝った舞台であるここベスト?
ただジャスタウェイはリズムも重視すべき
そう感じる面もあるので
イケイケだったチャレンジC
そして大敗後のここ
挑み方としては非なるものになるのかなと
母方はティンバー入ってるとはいえ
ジャンポケ.Caerleon~Posse欧州色の強い母方
欧州の支えが重要だった暮れの阪神勝利
スピードの支えが重要だった前走中京凡走
今回米国志向…持続力やパワー
欧州とはズレるベクトルなら厳しいか



サトノソルタス

サトノソルタス
ディープに母父Petionvilleは米国型ミスプロ
ちなみにミスプロでも
キングマンボとフォーティナイナーを除いた
ディープ×ミスプロ系配合馬
実はこの配合1.2枠=内枠の成績がいいんです
ミスプロからスピードや立ち回り=機動力
これをうまく受け継ぎ
ディープの瞬発力と合わさる事により
内から抜け出すというイメージでしょうか
ミスプロの奥もダンチヒにボールドルーラー
母方はスピード要素が強くパワーもある感じ
前走はスピードの支えが重要な場面で2着
中日新聞杯.マレーシアC.青葉賞
体力=タフさが問われるところで
きっちりと負けてるので
G1とはいえさほど体力=タフさが問われずに
持続力やパワーの要求に立ち回り
これが問われるならチャンスがあってもいい



ブラストワンピース

ブラストワンピース
ハービンジャー×キンカメなんで
感じる供給としては欧州的要素が強そう
母母母父El Gran Senorも欧州ですし
前走AJCCは重い馬場でその欧州さが活きた
そう言わざるを得ない結果だったかと
欧州さが活きる馬場→米国さが求められる舞台
いくら現状重賞は短縮臨戦でこその父とは言え
ここは逆ベクトルのような気がしますね
前走(苦)からのギャップ
これが欲しいタイプだと感じてるので
そうなると今回はますます違うかもしれない
まさに○×.×○を体現する馬なら
所詮ダンチヒなのかってね



ワグネリアン

ワグネリアン
ディープ×キングカメハメハ
デニムアンドルビー配合ですね
デニムと決定的に違うのはその奥の母方
祖母がブロードアピールで
Broad Brush.インテント系.ボールドルーラー系
スピードの持続力&パワーに優れた母系
(デニムは欧州色が強かった)
デニムと一緒にしていけないとは思いつつ…
JC2着後デニムが馬券になったのは
阪神大賞典.宝塚記念.チャレンジC
全て阪神重賞そして内回り
最早瞬発力でという馬ではないだけに
こういうごまかしの効きそうな舞台
配合的にも母方の奥の構成からも
合ってる方の部類になるかなと
間隔は開きましたが前走JCはタフなレース
そこから短縮で緩く流れて前付けなら
楽に感じてもいいタイミングではあろうかと



ラッキーライラック

ラッキーライラック
オルフェーヴル産駒でありますが
重賞での急坂特性が高いのが特徴的
母父は欧州要素もちょろっと入った49er系
その奥がボールドルーラーにアリダー
パワーとスピード持続力に長けた米国配合母方
母父Flower Alleyの弟が
トーセンラー.スピルバーグ
牝系にはアエロリット.ミッキーアイル
少し遠いですがハーツクライの名も
割と息長く一線級で活躍する馬が多い一族
急坂の有馬や宝塚では欧州色が不足と思える配合
エリ女勝ってはいますが
この急坂阪神2000mG1という舞台は
父的にも母方からも合っているという考え



レッドジェニアル

レッドジェニアル
キンカメにマンカフェ
前走冬の京都は相当適性高そうと思いましたが
行き脚もつかず上がり最速でも届かず
タフなところよりは軽めの質がいいのか?
(距離激変の)スキャン入ってるし
構成的に短縮2000mは面白そうではあるけれど…
前に行けるイメージが湧いて来ないのは
マイナスポイントになってしまうか



ステイフーリッシュ

ステイフーリッシュ
ステゴに母方キンカメ×Silver Hawk
全体的には欧州的要素が濃い配合
2走前ブラストワンピースの2着だったAJCC
そこは重い馬場でその欧州さが活きた
そう思えるパフォーマンスもある結果で
前走も重馬場で3着と一応格好はつけた
欧州さが活きる馬場→米国さが求められる舞台
となるとベクトルはこの馬も
ブラストワンピース同様に逆ベクトルのような



ダノンキングリー

ダノンキングリー
ディープ×Storm Catなら古馬になると
距離適性は短めにシフトし適性距離も狭まる傾向
前走と200mの違いであれば
どうって事はないかもしれませんが
今回それが延長になるのがどうかでしょう
前走も延長でしたが
ダウン戦の延長とアップ戦で2000mへの延長
その中身は非なるものでしょうから
Storm Cat×Honour and Gloryの母方は米国配合
スピード&パワーで速いという印象
半兄ダノンレジェンド.ダノングッドがまさにそう
ここに合いそうな母方ではあるんでしょうが
何ていうのかもう少し”ねちっこさ”
ここではそれが血としてあればよかったかも



マカヒキ

マカヒキ
2000m重賞で期待値が上がる
ディープ×Deputy Minister系配合馬
そのDeputy Ministerはフレンチデピュティ
パワー&スピードの米国母父でしょうが
加齢してパワーにかなり寄った感
母母父Rainbow Cornerは欧州ナスルーラで
アルゼンチン牝系であっても
今なら重さしか感じないような
速い持続力に欠けてるという印象



ジナンボー

ジナンボー
ディープ×キングカメハメハ
ワグネリアンと同じ配合
そして母方にSalt Lake~ボールドルーラー
スピードとパワーに長けた血の携え
非常にワグネリアンと似通った血統構成
差し馬向きの流れだった前走小倉大賞典3着
単体でこれは評価出来るものの
タフなレースだった2走前JCからの短縮前受け
踏ん張れたのはこのタイミングもあったから?
ユーキャンスマイルと併せ馬でいい伸びを見せた
新潟記念は楽逃げ後からだけに評価出来ますが…
それでもタフだったJCより
舞台設定的には悪くはないであろう



カデナ

カデナ
2000m重賞で期待値が上がる
ディープ×Deputy Minister系配合馬
そのDeputy Ministerはフレンチデピュティ
パワー&スピードの米国母父
マカヒキと同配合ですが
この馬は母母父ボールドルーラーが効いてる?
スピードの持続力で小回りを差してくる
これが現状ベストな馬
血統的にパワーはあるんでしょうが
走りにパワーが見られないような気がして
Bコースのここは上がりを出しても
差し届かないのかなという気が



クロノジェネシス

クロノジェネシス
父バゴは欧州型種牡馬
オークス時点で
「徐々にバゴの重厚さが顔を覗かせてきた」
と走りからして自分なりに感じており
ブログでも書いてきたような気がします
そこからの前傾ラップでの秋華賞勝利
緩く流れた延長のエリ女を落とし
重馬場だった京都記念を圧勝
あ~なるほど納得とは思える近3走にはなってる
母父クロフネは米国型でパワー有るでしょうが
その奥の支えがサンデー×ミスプロ
母方はやや馬力<スピード寄りな感じで
今ならそれをバゴが包み込んでるかもしれない
今回頭数少なくもしスローなら
サンデー系のほうにベクトルが向くような流れ?
ましてそれで外枠に入ったりすると…




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