5月13日(日)東京競馬場で行われるヴィクトリアマイル2018の予想です

ヴィクトリアマイルは芝1600mで行われる古馬牝馬限定のレースでありまして
その名の通り春の牝馬マイル王決定戦という位置付け
早いもので今年で第12回を迎える事になりました

過去5年の勝ち馬の顔触れは
ヴィルシーナ、ヴィルシーナ、ストレイトガール、ストレイトガール、アドマイヤリード
あの強い強いウオッカにブエナビスタも連覇達成は出来なかったんですが
近年は連覇→連覇の流れになっております
今年はアドマイヤリードがその流れ=連覇に挑戦という形

挑戦と言うならリスグラシュー
この馬は2.3歳時にあと一歩届かなかったG1獲りを目指す一戦に
1番人気はそのリスグラシューとG12勝目を狙うアエロリットが争ってますね

そして昨年も大荒れになりましたが結構荒れる事があるのもこのレースの特徴ではあり
15年は最低人気だったミナレットが3着に入り2着も12番人気が入って
3連複280万3連単2000万というとてつもない大波乱決着に
(断然人気のヌーヴォレコルトが沈みました)
これ以前でも単勝2ケタ人気馬の食い込みが見られるレースだけに幅広い取捨選択が必要か?

人気はアエロリット、リスグラシュー、アドマイヤリードの3頭に
ミスパンテール、ソウルスターリング、レッツゴードンキ、レッドアヴァンセが続いてます

そんなヴィクトリアマイル2018の発走時刻は15:40になっております
 

レースの見解はこう考えました


 

これは過去10年におけるヴィクトリアマイル1~3着馬の父と母父が分かるもの
 
 

そしてこれを見て欲しいんですが
昨年は重→稍重へと変化する馬場で行われた影響もあってか
明らかに例年よりは時計一つ掛かってました
つまり昨年の結果はあまり参考にしないスタンスで挑もうかと
ステイゴールド→メイショウサムソン→母父エリシオという決着で
サンデーのスタミナ型や欧州ノーザンダンサーの血が前面に出た馬で上位独占になりましたから
 
 
父系はあまり偏った特徴はないように思うんですが・・
取り敢えず人気以上に走って馬券になってる父を持つ馬には目を向けておいた方がいいかも?

16年7番人気1着 ストレイトガール(母方タイキシャトル×ダンチヒ系)
15年12番人気2着 ケイアイエレガント(母父エーピーインディ)
15年18番人気3着 ミナレット(母父ウォーニング)

これは15年と16年に人気より着順が上だった馬なんですが
高速決着の影響からかやはり母方がスピード持続力に長けてる印象がありますね
ウォーニングに関しては欧州血統ではあるんですが
サニングデールとカルストンライトオというスプリントG1馬を日本で出してるのもミソ

さらに東京G1で活躍傾向のあるHaloクロスを持つ馬も要注意
連覇したストレイトガールとヴィルシーナがこれに該当
東京=速い脚が要求されやすいのでサンデーの父でもあるHaloの血が活きやすいのかも

あとはロベルトやニジンスキーの血を母方に持ってる馬も活躍が非常に目立ってます
最後にこれら馬力に富む血が有効になるのかもしれません
ストレイトガール
ケイアイエレガント
ミナレット
メイショウマンボ
マイネイサベル
人気より着順が上だった馬は結構この血を持ってたので

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あと今回ポイントになると思ってるのがカワキタエンカの出走ですね
人気を背負う馬ではないにせよ十中八九この馬が逃げると思われます
そこでこの馬が走った近走のレース結果は見ておいたほうがいいかなと
何かそこに血統的特徴があったりするかもしれないので

18福島牝馬S


18中山牝馬S


18洛陽S


17秋華賞


17ローズS


これらがカワキタエンカが逃げた直近5レースにおける1~3着馬の父

サンデー系種牡馬は圧倒的に分が悪くて非サンデー系種牡馬特にノーザンダンサー系種牡馬
こんな馬を相手に連れてくるという特徴が見つかりました

中山牝馬S、洛陽S、秋華賞は湿った馬場ですがな・・と言われたらそれまでではあるんですが
(ローズSも当日は稍重→良)

つまりサンデー=斬れを誘発しにくい逃げ方と考えてみるのも面白いかも!?
 

ヴィクトリアマイル2018の予想


 
何と言っても気になるのが当日の空模様ですね
ギリギリ持ってくれそうな気がしますが・・
案外降り出しが早くなる事も想定して置くべきかもしれません
ただ土曜日が超高速馬場だったので降ったとしても影響は少ない可能性は大!?


 
そして予想に入る前に。。週中に例の如く出走全馬血統評価をやりました
ここで触れる事が出来なかった馬で確認したい馬がいればこちらからどうぞ


 
 
◎はレーヌミノルにしました
父ダイワメジャーはサンデー系種牡馬でノーザンテーストを内包
サンデー系でもスピード型の部類に入ってくるでしょう
タイキシャトル×ロイヤルスキー×テスコボーイの母方は素晴らしいスピード特化配合
タイキシャトルというのがニジンスキー内包しておりHaloクロスの3×4持ち
母方の血統構成はここでは非常に魅力あふれるというか完璧じゃないですか!
距離を短くして良さが出るか?と思ったら弾き切れず近走は均衡気味に
ただ昨年のマイルCS4着の内容が非常に濃いですし(これは短縮でしたが)
今回延長臨戦になりますが前走差した分だけ前へ行く位置取りが期待出来るのではないかと
つまりフィリーズレビュー→桜花賞と同じ図式になるというのもあります
血統的には高速決着でも可能性は感じられますが湿ったほうがいいのかもしれない
その辺りはまあどちらに転んでもって事で期待してみます
 
 
○はアエロリット
父クロフネがヴァイスリージェント系で米国型ノーザンダンサー系
過去ホエールキャプチャが2度とブラボーデイジーが人気より着順が上で馬券に
今回は前走中山記念からの臨戦になるので短縮臨戦という事に
ホエールキャプチャの12年とブラボーデイジーも前走1800mからの短縮臨戦でしたが
共にそこで先行してましたからこのあたりも中山記念で先行してるので合致してますね
カワキタエンカが逃げた時に良さそうな父がノーザンダンサー系でもありますし
その中山記念はタイトなペースを先行し5番人気2着
実は2度のG1(桜花賞、秋華賞)も前走で人気より着順が上で連対し凡走
共にアップ戦でしたし間隔開けての臨戦とはいえやや気にはなったので対抗まで
その2度の凡走は湿った馬場でのもの
クロフネに母父がサンデー系でもパワー有るネオユニヴァースなんで
よりパワー配合っぽいなら走っていい場面とも言えるでしょうから尚更ですね
それか逆にクロフネが前面に出てて良のスピード勝負向きならば凡走の言い訳は成り立つ
牝系にはミッキーアイルやラッキーライラックが居るのでそっちの可能性大かなあ?
という事でこの馬は雨は出来れば避けたいと考えてます
 
 
▲はリスグラシュー
父はハーツクライでサンデー系種牡馬
東京20勝・中山8勝・阪神8勝・京都4勝というのがハーツクライ産駒の重賞勝利数
それぞれ分母の違いはあるものの東京コースの成績が抜けていいというが特徴的
オークスで5着に負けてしまってますがこれは前走頑張った後でのもの
ここまでは基本的に前哨戦で程よく負けてアップ戦で走ってくるという成績を辿ってます
ですから前走阪神牝馬Sで程よく負けたっていうのは
ここで走る為には最高の負け方だったでしょう
逆にここで走って安田記念に参戦するなら危ない気はしますね(気が早いですが)
American Post×Miller’s Mateの母方は欧州配合で重めの配合
父含めてかなりスタミナに長けた血統構成になってるので
当然この高速馬場には一抹の不安が・・さらに痛恨と言っていい外枠
前々の馬がスピードに乗った時に果たして外から差せるのか!?
ただここは十分走れるタイミングであるのは間違いないと思うんでそれは相殺出来そう
それでも印としてはこの位置が精一杯になります
 
 
△はデンコウアンジュ
父はカワキタエンカが逃げるレースでは悪くない父系で非サンデー系種牡馬
この馬が馬券になった重賞の4レース中3度が短縮臨戦と外枠替わりでのもの
従って今回この馬を狙うには悪くないタイミングになるんじゃないかと
前走で初めて延長臨戦それも産駒が苦手とする延長で走ったこれをどう捉えるか!?
ポテンシャルの証明ととるか?頑張ったので反動を懸念ととるか?
迷う所ではありますが人気がないのでプラス面を重視してみます
母方にはニジンスキーの血も持ってますし
配合的には高速馬場よりは昨年のように湿った馬場のほうが良さそうではあり
タイミングが良さそうなので4番手評価にしましたが
雨の降り出しが早まるようなら評価を上げる可能性も残しておきますね
 
 
基本的にはこの4頭で勝負
あと◎レーヌミノルから押さえる可能性があるとすれば
レッツゴードンキ、ソウルスターリング、アドマイヤリードの3頭
 

予想印と買い目


 
レーヌミノル
○アエロリット
▲リスグラシュー
△デンコウアンジュ
 
買い目は
◎の単複
◎⇔○▲△の馬単