4月30日(日)京都競馬場芝3200mで行われる天皇賞春2017の予想です
 
 
天皇賞春はJRAの数あるG1レースの中で最長距離で行われるレースでありまして
春の長距離王決定戦という位置付けの古馬による重賞
血統派にとっては菊花賞に匹敵するくらい力の入るレースになりますね
 
過去10年の天皇賞春勝ち馬の顔触れは
メイショウサムソン、アドマイヤジュピタ、マイネルキッツ、ジャガーメイル、ヒルノダムール
ビートブラック、フェノーメノ、フェノーメノ、ゴールドシップ、キタサンブラック
 
そしてこのレース過去5年の1番人気馬の成績は【0.0.0.5】と散々でありまして
オルフェーヴル、ゴールドシップ、キズナ、キズナ、ゴールドアクター
これらが1番人気で沈んだ馬ですがまあ何と錚々たる馬ばかりで・・・
1番人気に応えて勝ったのは06年のディープインパクトを最後にそれ以降は出てきてません
今年は果たして1番人気がどの馬になるのか?に注目が集まりますが
 
「サトノダイヤモンドVSキタサンブラック」
もう今年はこの2強対決に尽きると言ってもいいでしょう!
天皇賞春が2強対決と評されるのは1998年メジロブライトVSシルクジャスティス以来になりますか
初対決となった昨年の有馬記念はサトノダイヤモンドが勝利
リベンジを期すキタサンブラックは昨年のこのレースの勝ち馬で前走G1大阪杯を快勝
最終的にどっちが1番人気になるんでしょうか!?
 
この2強に続くのが前走日経賞を制したシャケトラ
以下、シュヴァルグラン、ゴールドアクター、レインボーライン、アルバートと続いています
 
そんな天皇賞春2017の発走時刻は15:40になっております
 

レースの見解


 
現状の天皇賞春で最も注目したいのが母方にスピード持続力に長けた血を持つ馬
昨年の勝ち馬キタサンブラックがサクラバクシンオー×ボールドルーラー系
昨年・一昨年と穴を演出したカレンミロティックが母父エーピーインディでボールドルーラー系
もちろん3200mなんでスタミナ(欧州)血統も重要ではありますが
馬場が高速化してる現状からもまずはこの血を持つ馬をアドバンテージとして捉えたいです
 
サンデー系種牡馬ではステイゴールドハーツクライ
ステイゴールド産駒は過去5年で3勝し09年にもドリームジャーニーが3着しております
ステイゴールドを近親に持ってたフェイムゲームも一昨年2着だったのでより相性の良さが出てます
ハーツクライ産駒は勝ち馬こそ出てませんが過去5年で【0.3.3.7】と好走率が高し
ハーツクライはトニービンを内包してますが
ミスキャスト、アドマイヤベガといったトニービン内包種牡馬が馬券になってますし
トニービン直系のジャングルポケット産駒も複数馬券になっておりこれも注目血統の一つ
 
ブラックタイド、マーベラスサンデー、ミスキャスト、ヤマニンセラフィム
サンデー系種牡馬でもいわゆるリーディング上位からズレた馬が活躍傾向
従って本家本流のディープインパクト産駒が過去5年で【0.1.0.9】と苦戦してるのも納得か
13年にトーセンラーが2着あるのみですから
 
データ的には前走着順が良い馬(3着以内)=つまりリズムの良い馬が意外とそのまま好走する傾向
着順が悪い馬が巻き返すなら前走で先行競馬の経験は欲しいところ
 
あとはこのクラスになると近走重賞を使ってる馬ばかりにはなるんですが
そんな中でもシュヴァルグランやホッコーブレーヴなんかは近3~4走で条件戦を使って好走
こういった馬は少ないと思うんでもし居れば注意したいとは思います
 

天皇賞春2017の予想


 
◎はアドマイヤドン産駒のアルバートにしました
アドマイヤドンはミスプロ系種牡馬ですが過去10年では【0.2.1.22】
過去5年では【0.0.0.13】と1頭も馬券になっておらずかなり苦戦傾向
それでも評価したのがアドマイヤドンがトニービン内包種牡馬である事と
母母父ノーザンテーストがスピード持続力に長けた血である事
この2つで厳しいデータを相殺してくれへんかな??と思いました
2年前のステイヤーズステークスでは内から抜けてきましたが
この枠なんで基本的には外を回さないでそんな競馬を希望(昨年も内を通ってインを突きましたが)
その昨年よりサトノダイヤモンドが居る分だけもう少し圧が前に掛かれば食い込み可能かと
 
○は昨年の勝ち馬キタサンブラック
菊花賞の勝ち馬でもあるんでもはや解説不要(笑)
母方は先程挙げたようにサクラバクシンオー×ボールドルーラー系でスピード持続力に長けた配合
前走大阪杯はG1に格上げされたとはいえ過去最高馬体重で勝利とまだここへの余裕は残してそう
その大阪杯からの臨戦は昨年と全く同じですが違うのは大阪杯がG1に格上げされたという点
G1好走後にガッツリ延長臨戦になるのはダービー以来2回目(昨年の有馬も延長ですが100mだけ)
ダービーが14着で有馬が1番人気2着でしっかりG1を走った後の延長を苦に感じるなら??
まあこれ位じゃないですかね?突ける材料としては
 
▲はハービンジャー産駒のトーセンバジル
父はダンチヒ系ながら代を経ての欧州ノーザンダンサー系
はっきり言ってノーザンダンサー系種牡馬は近年苦戦しておりますが
かつてはダンチヒ系種牡馬を父に持ってたマイネルキッツが2年連続で好走
そして何と言っても魅力なのが母方の血統でありまして
ますは母母父がスピード持続力に長けたノーザンテースト
3代母がクラフテイワイフでこの一族はカンパニーとトーセンジョーダンが京都でG1連対実績
ダークメッセージ、トーセンスターダム、レニングラード、トーセンホマレボシ
他の一族も京都重賞で走りまくってるのでよっぽどこの一族は淀に適性があるはず
 
△シュヴァルグランの父はハーツクライで昨年の3着馬
母父Machiavellianはミスプロ系ですが自身は欧州で走った馬
母母父ヌレイエフは欧州ノーザンダンサー系で母方はやや欧州色が強い印象
昨年より近走の鮮度には欠けますがそれを父がどこまで相殺出来るか!?
 
△サトノダイヤモンドはディープインパクト産駒
ディープインパクト産駒がこれまで勝てなかった菊花賞を初めて制したのがこの馬
従ってディープと天皇賞春の相性の悪さはこの馬にとってはナンセンスな話かもしれませんが・・
Orpen×Southern Haloの母方はややパワー寄りとも取れますが
母父からはスピードを結構供給されてるとは思いますね
 
あとはスピリッツミノル、タマモベストプレイ、ゴールドアクターを押さえるかどうか!?
 

予想印と買い目


 
アルバート
○キタサンブラック
▲トーセンバジル
△シュヴァルグラン
△サトノダイヤモンド
 
買い目は
◎ー○の馬連&ワイド
◎○ー▲△△の3連複