今週日曜東京メインレースは天皇賞秋2017
 
 
天皇賞秋は芝2000mで行われる3歳以上のG1レース
秋のG1古馬王道路線にあたる天皇賞秋→ジャパンカップ→有馬記念の初戦になります

昨年はモーリス、一昨年はラブリーデイと1番人気馬が連勝中
今年はまずキタサンブラックが1番人気になるのは確実でしょう
前走宝塚記念は9着に敗れましたがここで復権となり今年G13勝目を飾るのか!?

阪神ジュベナイルフィリーズとオークス勝ち馬である3歳馬ソウルスターリングも参戦
2002年シンボリクリスエス以来となる3歳馬による盾制覇なるか!?

このあたりが注目されるところでしょうか

今年の主な登録馬はキタサンブラック、ソウルスターリング以外に
リアルスティール、サトノクラウン、ネオリアリズム、サトノアラジン、マカヒキらが登録
 

出走予定馬と血統表


 


天皇賞秋2017出走予定馬は20頭(フルゲートは18頭)

ロードヴァンドール
トルークマクト
この2頭が除外対象馬という事になっております
 

レースの血統傾向


 


これは過去10年における天皇賞秋1~3着馬の父と母父が分かるもの

4年続けて馬券になってるのがディープインパクト産駒
当然最も注目すべき種牡馬になるんでしょうが過去5年では【1.4.1.17】と数字はそれほどでも
まさに数の論理で走ってるとも言えなくはないのかもしれませんが
一つ取捨選択出来るかもしれないデータはズバリ生産者
社台ファーム【1.0.0.1】ノーザンファーム【0.4.1.3】それ以外【0.0.0.13】
このあたりをポイントにしてみるというも手かも

率だけでみればキングマンボ系種牡馬がなかなかで過去5年【2.0.2.7】

母方は米国配合=スピード特化配合の馬が近年では良く走ってる印象
リアルスティール(Storm Cat×Mr. Prospector)
ステファノス(クロフネ×Seeking the Gold)
イスラボニータ(Cozzene×Crafty Prospector)
母父にダンチヒや米国血統を持ってた
スピルバーグ、ジェンティルドンナ、ジャスタウェイ、フェノーメノも走っており

母方に関してはスピード血統が前面に出てる馬のほうが狙いやすいかも?

欧州配合だったモーリス、ダンス×トニービンだったラブリーデイは1番人気でしたし
欧州配合のエイシンフラッシュも勝ってるので欧州も別に否定はしませんが
どちらかと言うなら・・という感じですかね
 

有力馬の考察


キタサンブラック


父ブラックタイドはサンデー系種牡馬でディープインパクトの全兄
これまで色んな血統の概念をぶち破ってきた馬なので今更何を語るやですが(笑)
久々に9着と走れなかった前走の宝塚記念
春のG13戦目でレコード決着だった天皇賞春の反動?
これまでずっと内枠だったのが久々の外枠で?
本質はスピードタイプ?なんで稍重というやや力の要する馬場が向かなかった?
走れなかった理由を後付けすればこんなところか
今回はそこから間隔をたっぷり開けての臨戦なんでリフレッシュされてはいるでしょう
内に入ってスピード馬場なら普通に巻き返しそうではありますが
先週相当馬場が悪くなってその影響がどこまで残ってるか?は気になる所ではあり
あとはしばらく完敗がなかった馬が完敗した後だけに闘争心が戻ってるかどうか?
サクラバクシンオー×ジヤツジアンジエルーチの母方はナスルーラ配合でスピード特化
 

リアルスティール


ディープインパクト産駒で昨年の2着馬
Storm Cat×Mr. Prospectorの母方は米国配合でスピード特化なされてますね
昨年は安田記念から間隔を開けての延長臨戦でしたが
今年は毎日王冠から間隔を詰めての延長臨戦とやや昨年とは違う形になりました
基本的にディープインパクト×Storm Catの配合馬は
古馬になるにつれ1400m~1800mに良績が集中し2000m以上は苦戦する傾向
そして間隔を詰めた臨戦の際の延長臨戦の成績が芳しくないというデータがあり
今年は前走がかなり走れるタイミングだったとも思えるのでそれ以上は望めない気も


サトノアラジン


父ディープインパクトに母父Storm Catはリアルスティールと同配合
しかも母母父Fappianoがミスプロ系なのでかなりリアルスティールと似通った配合になります
この馬も前走が毎日王冠なんで間隔を詰めての延長臨戦という形
まさに↑で挙げたデータ(リアルスティールの所を参照)に該当してしまいますね
2度のマイルCSと昨年の安田記念は前走好走→凡走という形
今年の安田記念は前走京王杯SCが凡走→好走という形
前走毎日王冠は2着と好走してしまいましたが・・
まあ母方はリアルスティールと似た配合なんで米国配合つまりスピード特化されてます
 

出走予定馬で気になる馬


 
キタサンブラック
グレーターロンドン
サトノクラウン
ステファノス
ソウルスターリング
ネオリアリズム
ヤマカツエース

この7頭の中で最も注目してるのがヤマカツエースで次点がネオリアリズム

ヤマカツエースの父はキングカメハメハなんでキングマンボ系種牡馬
芝重賞だと間隔が開いてるほうが成績が良いキングカメハメハだけに
札幌記念から10週開けた間隔は非常に好感が持てますしこれはG1でも例外ではなく
母父グラスワンダーは父として2頭馬券になり父の父グラスワンダーだったのがモーリス
そのグラスワンダーはダンチヒ内包でTejabo~Bold Ruckusという母方はスピード特化配合
本当の斬れ勝負になった時はディープ軍団に敵わないかもしれませんが
人気のディープが今回走れるか微妙なら33秒台の決め脚を身に付けた今チャンスかも!?

ネオリアリズムは父がネオユニヴァースでサンデー系種牡馬
この馬あまり目立ってませんが地味に強くなってきてる気がするんです
昨年の札幌記念初めて逃げて1着した後につまり楽を感じた後に
次の短縮となるマイルCSでそこそこのペースでも2番手につけ3着したという内容が高評価もの
母父Meadowlakeに母母父In Realityは共に米国で活躍した馬ですし