稀に的中?3代血統で重賞予想

血統(3代)にとことん拘りながらという競馬予想ブログ

タグ:ミッキークイーン

 
今週のG1レースは中山競馬場で行われる有馬記念2017
いよいよ今年の総決算となるグランプリレース
ここが引退レースとなるG16勝馬キタサンブラックを含めG1勝ち馬は5頭
ここではそんな有馬記念出走馬1頭1頭の血統評価(短評とも言う)を馬番順にしていきます

※もし気付いた事があれば随時更新していく予定です
 

まずは過去の有馬記念から見えてきたポイント


 

これは過去10年における有馬記念1~3着馬の父と母父が分かるもの

14年夏に路盤改修を行った中山競馬場が舞台
その改修後と改修前では血統傾向にかなり変化が見られるので
特に重視すべきは過去3年の成績に

スクリーンヒーロー
ネオユニヴァース
ブラックタイド
ディープインパクト
キングカメハメハ
過去3年で人気より着順が上だった馬の各種牡馬はこの5頭

ディープインパクトを除くとキングカメハメハは万能型
スクリーンヒーローは非サンデー系のロベルト系
ネオユニヴァース&ブラックタイドはサンデー系種牡馬でもパワーを備えるタイプ
つまりちょっとパワーに寄った種牡馬の活躍が目立っているのではないかと推察
キングカメハメハはミスプロ系種牡馬ですし
スクリーンヒーローの産駒成績は芝よりダートのほうが上
ネオユニヴァースとブラックタイドも産駒成績はそれぞれ芝よりダートのほうが若干上

路盤改修前に当レース相性抜群であったステイゴールド産駒はサンデー系種牡馬でもスタミナ型
ハーツクライなんかもその部類に入ると思うんですが
この2種牡馬は最近改善の兆しは見られるようになってきたとはいえ
中山2500mの改修前と改修後の成績が明らかに大きく違う特徴があり

改修前

改修後


ですからこの路盤改修前と改修後の傾向というのは分けて考えるべきかと
従って余計にこのパワーに寄った種牡馬を重視してみたくはなります

母方はスピードに長けた血を持つ馬が欧州の血よりは良さそうではあり
サトノダイヤモンドとジェンティルドンナの母父がダンチヒでしたし
キタサンブラックはテスコボーイ×ボールドルーラーというスピード特化配合
サウンズオブアースも母母父ボールドルーラーでしたから

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↑のように考えていたのは月曜日だったんですが
その後調べるに連れて「あれ??」と思える事が出て来てしまいました

今回出走馬こそ居ないんですが取り上げたいのがダイワメジャー産駒
実は改修前の中山芝重賞成績が【4.1.3.26】に対して改修後~昨年が【0.0.1.26】大苦戦
ただ今年は【2.1.4.10】と走れるようになってるんです

つまり今年の馬場は改修前に近い馬場と決め付けるというのもありかも!?
なかなかこれだけでは説得力が薄いかもしれませんが・・
こうなると改修前の傾向も俄然侮れなくなってくると思うんです
 

キタサンブラックが走ったレースの血統傾向


 
あと今回ポイントになると思ってるのが強いキタサンブラックの出走ですね
 
前走ジャパンカップは逃げの競馬
2走前天皇賞秋は序盤の位置取りが後ろになりましたが3角5番手→4角2番手
そして2レースとも当然のように1番人気に支持されました
今回キタサンブラックは前走のように逃げるかどうかは分からないものの前々で競馬するのは確実か?
これは度々記事として書かせてもらってるので飽き飽きしてる方は申し訳ない(笑)
とにかくこの馬が走った近走のレースを見ていくと馬券になった馬は共通点があったりするんです

17ジャパンカップ


17天皇賞秋


17宝塚記念


17天皇賞春


17大阪杯


16有馬記念


16ジャパンカップ


これが昨年のJC以降におけるキタサンブラックが走った時の1~3着馬の血統

まず大きな特徴としてはディープインパクト産駒の通算成績が【1.1.2.24】
やっぱりこの馬がレースを支配し前で圧を掛ける分だけなかなか斬れ勝負になりにくい
これを如実に表したディープインパクト産駒の成績ではないでしょうか

あと目立つのは母方の血でありまして欧州というよりはスピード型の血統が良さそう
これは有馬記念のレース傾向と合致するところでもあるので注目

キタサンブラックが支配するレースではこんな血統馬が結果を出しやすくなる
こんな考え方もありなのかもしれませんよ
 

●●●●の血を持つ馬に注目せざるを得ないデータとは?


 
そしてもう1つ今開催の傾向から注目せざるを得ないものを紹介







これらはステイヤーズステークスを除いた今開催中山芝メインレースの結果

ディセンバーSはワンツーでしたが
それを含め勝ち馬全てに共通するのが父か母父にロベルトの血を持っていたという事
(シンボリクリスエス、ナリタブライアンがそうです)

このロベルトは元々有馬記念で強い血でありまして
シンボリクリスエス、グラスワンダー、シルクジャスティス、マヤノトップガン、ナリタブライアン
いずれも改修前ではあるもののこれだけの勝ち馬が父ロベルト系でした

そして近年はしばらく苦戦してましたが一昨年勝ったゴールドアクター
この父スクリーンヒーローがロベルト系

改修前(11年~)

改修後(14年冬~)


ロベルト系種牡馬の中山2500mの路盤改修前と改修後の成績がこれ
改修後かなり走れるようになってきてるのでやっぱり見逃せないのかなと

今回ロベルト系種牡馬を父に持つ馬は出走馬に居ないので
自然と母父にロベルトの血を持つ馬は注目せざるを得ないんじゃないかと
 

今年の出走馬の血統分析


ヤマカツエース




父キングカメハメハはキングマンボ~ミスプロ系種牡馬
改修後にトゥザワールド、改修前にルーラーシップとトゥザグローリーが馬券に
まあパワーも兼ね備え大一番でも走れる万能型種牡馬というイメージ
芝重賞では前走との間隔が開いてるほどに成績が良いのがキングカメハメハ産駒
今回ジャパンCからなんで4週と間隔は詰まり気味ですがこの馬は間隔が詰まっても走れる馬
昨年の4着は金鯱賞から3週という間隔でしたから
ただその昨年と比べると勢いという点では物足らない印象はあり
母父グラスワンダーは注目のロベルト系でダンチヒ内包
母母父Tejaboはヴァイスリージェント系で母方は若干パワー寄りの感もあるものの
配合的にはスピード特化配合といっても良さそうではあり
 

キタサンブラック




もう血統の説明はいいでしょう(笑)これまで色んな血統の概念をぶち破ってきた馬ですからね
でも一応・・父ブラックタイドはサンデー系種牡馬でディープインパクトの全兄
ディープは斬れ特化タイプが多いですが
ブラックタイドは芝よりダートのほうが若干成績を上回っておりパワーも十分兼ね備えてます
内枠が得意な種牡馬でそれを引き上げる要因になってるこの馬も内枠で【6.1.2.0】
サクラバクシンオー×ジヤツジアンジエルーチの母方はナスルーラ配合でスピード特化
一昨年3着、昨年2着ですからここへの適性は全く問題ないでしょう
2走前天皇賞秋が不良といっても近年記憶がない位の極悪馬場
単純に重たい馬場で走った後の反動!?が気になった前走ジャパンCでも3着にまとめました
しかも昨年に比べて道中ラップは厳しい中でのものでしたから評価は出来るでしょう
ただ昨年は京都大賞典からの始動で今年は天皇賞秋からと同じ秋3戦目でも臨戦は別物
そしてその昨年に比べると明らかに極悪馬場→昨年より厳しいペースでの逃げと
ややしんどく映るのは気にはなりますね
 

クイーンズリング




父はマンハッタンカフェでサンデー系種牡馬
近年マンハッタンカフェは芝とダート成績がほぼ変わらないのでパワーを備えるタイプ
過去の有馬記念産駒成績は【0.0.0.5】で今一つ
母方は重めの欧州配合で過去の傾向とキタサンブラックの支配する傾向には合わない感じ
いかにもな苦条件を過去には幾度とこなしてきてポテンシャルはあると思います
だからこそここ2走はもっと走れていいところで物足りない感じは否めず
ルメールに替わって延長先行の位置取りが掛かってようやくどこまでやれるかですかね
 

ブレスジャーニー




父バトルプランはミスプロ系種牡馬
キングマンボ系以外のミスプロ系種牡馬は有馬記念で軒並み苦戦してます
当然ミスプロ系種牡馬なんでパワーに寄った系統
産駒は芝で活躍した馬も少なくダートが主体にはなりますが意外と間隔が詰まっても走れる傾向
今回前走チャレンジCから3週と間隔が詰まってるのは案外好材料!?
チャレンジC→有馬記念でアップ戦になりますが父の父エンパイアメーカーが実は・・

これがエンパイアメーカー産駒が重賞3着内した時の前走一覧
見てもらったら分かるようにアップ戦で好走してる馬がほとんどなんです
そう言えば同じ父であったマイネルシュバリエも新馬→札幌2歳S2着とアップで激走
母父タニノギムレットは要注目のロベルト系
ダイナカール一族で近親にはエアグルーヴ、ルーラーシップ、フォゲッタブル
タニノギムレットの奥がサンデー×ノーザンテーストでスピードに長けた配合
ミスプロ系種牡馬のマイナス材料には目を瞑っても買いたくなる馬ではあり
 

トーセンビクトリー




父キングカメハメハはキングマンボ~ミスプロ系種牡馬
改修後にトゥザワールド、改修前にルーラーシップとトゥザグローリーが馬券に
そのトゥザワールドとトゥザグローリーの全妹という事になりますね
昨年これらを近親に持つデニムアンドルビーを狙って撃沈したのがこの私(笑)
まあ血統的には十分狙えるんでしょうが全兄2頭と比べてもさすがに力が足らないでしょう
サンデー×ヌレイエフの母方はバランス取れた配合
これが馬券になったらひっそりと泣けばいい(笑)
 

サトノクロニクル




父はハーツクライで改修前にウインバリアシオンが馬券に
ハーツクライ牡馬の中山芝重賞ですが改修前が【3.5.4.12】に対して改修後が【0.3.1.29】
中山芝重賞で馬券になるハーツクライは前走との間隔が開いてる馬がほとんど(5週以上)
実際セントライト記念3着は間隔が開いてるものでありました
そんな意味で今回前走チャレンジCから3週と間隔が詰まってるのは気になる材料
元来ハーツクライの芝重賞は間隔が開いてる馬ほど走る傾向がありますし
前走は相当苦条件が重なったところで1番人気1着と力は示せたかもしれませんが・・
Intikhab×Caerleonの母方は欧州色が強めの配合
過去の傾向とキタサンブラックの支配する傾向には合わない感じの母方
母父Intikhabはロベルト系ではあるんですがね
 

シャケトラ




父はマンハッタンカフェでサンデー系種牡馬
近年マンハッタンカフェは芝とダート成績がほぼ変わらないのでパワーを備えるタイプ
過去の有馬記念産駒成績は【0.0.0.5】で今一つ
宝塚記念4着以外の中山と阪神=急坂コースで全4勝をマークと分り易い馬ですね
馬格もある馬なんでマンハッタンカフェでもパワーに寄ってるんでしょう
従って前走東京2戦の敗戦はさほど気にしなくてよく巻き返しの可能性はありそう
母父Singspielはサドラーズウェルズ系で欧州ノーザンダンサー系ですが
母母父Woodmanがスピードあるミスプロ系なのは悪くない感じ
 

レインボーライン




父ステイゴールドはサンデー系種牡馬でもスタミナ型
改修後の傾向からいけば強くは推し辛い面はありました

これはステイゴールド産駒の中山芝重賞年度別成績
路盤改修があったのが14年夏なんですがそれ以前つまり改修前の成績が抜群
そして改修後昨年まで1勝も挙げられなかったのは意外(14年の1勝は改修前)
ただ今年は3勝を挙げたのでちょっと改修前に近付けた印象があるんです
まさにダイワメジャー産駒と同じような傾向とも言えそうで
今年の馬場を改修前に近い馬場と決め付けてしまえば
何と言っても改修前にこのレースで相性抜群だった父ですから注目せざるを得ないか
母方はフレンチデピュティ×ノーザンテーストでスピード特化配合
牡馬だと母父フレンチは早熟傾向があるのか?古馬になってからだと芝重賞で散々な成績
でも2走前の天皇賞秋で3着やったやん!という声も聞こえてきそうですが
これは極悪不良馬場が非常に効き恵まれたという印象
というのもステイゴールド産駒の東京重賞での道悪成績の良さに加えて
母母父レインボーアンバーが不良馬場で圧勝していたという要因があったので
それでもサトノダイヤモンド、モーリス、メジャーエンブレムといった
レースで圧倒的に圧を持ってた(人気)馬と走ってきて好走してるのは強みですし
過去の傾向とキタサンブラックの支配する傾向に非常に合いそうな母方の配合で
母父フレンチのネガティブなデータは消せそうではあります
 

サクラアンプルール




父キングカメハメハはキングマンボ~ミスプロ系種牡馬
改修後にトゥザワールド、改修前にルーラーシップとトゥザグローリーが馬券に
まあパワーも兼ね備え大一番でも走れる万能型種牡馬というイメージ
芝重賞では前走との間隔が開いてるほどに成績が良いのがキングカメハメハ産駒
前走天皇賞秋から8週と間隔を開けてきた臨戦はキンカメ産駒3頭の中では最も好感が持てる臨戦
母方のサンデー×ノーザンテーストの配合はバランスが取れており
ノーザンテーストはスピード持続力に長けた血であるので
過去の傾向とキタサンブラックの支配する傾向に非常に合いそうな母方の構成
近親にはこのレースで3着がるサクラチトセオーが居てます
 

シュヴァルグラン




父はハーツクライで改修前にウインバリアシオンが馬券に
ハーツクライ牡馬の中山芝重賞ですが改修前が【3.5.4.12】に対して改修後が【0.3.1.29】
中山芝重賞で馬券になるハーツクライは前走との間隔が開いてる馬がほとんど(5週以上)
今回はジャパンCからなんで4週と間隔的には厳しい印象
ハーツクライ産駒の芝重賞成績ですが東京17勝・中山7勝・阪神7勝・京都4勝
2走前の京都大賞典は産駒が勝ち切れない京都外回り【2.10.9.64】で3着
そこからの前走ジャパンCはハーツクライがG14勝を全てマークしていた東京
元来ハーツクライの芝重賞は間隔が開いてる馬ほど走る傾向がある中で
京都大賞典から7週とゆったりした臨戦も良かったですし
加えてこのジャパンCは稀に見る極悪馬場後の天皇賞秋組が半分以上を占めてた中でのもの
つまり何から何まで条件が向いたという感が非常に拭えないのであります
宝塚記念8着、有馬記念6着、宝塚記念9着
しかも近走馬券圏内を外したレースはこの3つでいずれもG1好走後からのG1というローテ
そういった意味で今回2or3番人気に推されるなら手は出し辛いタイミングではあります
母父Machiavellianはミスプロ系で母母父ヌレイエフは欧州ノーザンダンサー系
バランス型の配合という認識でいいでしょうが・・
 

ルージュバック




父はマンハッタンカフェでサンデー系種牡馬
近年マンハッタンカフェは芝とダート成績がほぼ変わらないのでパワーを備えるタイプ
過去の有馬記念産駒成績は【0.0.0.5】で今一つでこの馬自身も一昨年10着
この馬は走るタイミングが分かりやすくて「間隔を開けての臨戦」「非根幹距離」「外枠」
今回はエリザベス女王杯から6週なんで微妙なラインではありますが
非根幹と外目の枠に入ったというのは悪くないでしょう
そのエリザベス女王杯は7週という間隔で非根幹且つ外枠でしたから走れると思いましたが9着
これは結局内枠以外は走るタイミングでの1着だったオールカマー
ここからのギャップで走れなかったという判断でいいのではないかと
母父Awesome Againはヴァイスリージェント系でスピードタイプのノーザンダンサーの血
母母父Bold Revenueはボールドルーラー系
つまり母方はスピード持続力に長けた配合になるので
過去の傾向とキタサンブラックの支配する傾向に非常に合いそうな母方の構成
キタサンブラックとは昨年のジャパンCで一緒に走って9着でしたが
この時は内枠、詰まった間隔(4週)、根幹距離とこの馬にとっては三重苦の所だったので
もう一度まだ苦じゃない所で一緒に走ってどこまでやれるか!?
 

サトノクラウン




父Marjuはノーザンダンサー系種牡馬で欧州型
改修前にアドマイヤモナーク、ポップロックが欧州ノーザンダンサー系種牡馬として馬券に
ただ近年は苦戦してる父系ではあります
しかしダイワメジャーやステイゴールドが復活しつつある状況で
今年の馬場を改修前に近い馬場と決め付けてしまえばチャンスはある父系という考え方も
Rossini×Vettoriの母方はミスプロ配合ではあるんですが共に欧州で活躍した馬
つまりスピードとスタミナのバランスが取れた母方の配合になるのかと
そういった意味では自身2度好走してるようにキタサンブラックが支配するレースで合う血統構成
前走ジャパンCは2走前天皇賞秋でキタサンブラックに挑みにいって2着したあとの反動でしょう
天皇賞春のシュヴァルグラン、大阪杯のステファノス
ある程度同じように挑みにいった形になった2頭も次走は崩れてましたから
リセットさえされていればタイミング的には走れるタイミングではあるでしょう
 

ミッキークイーン




父はディープインパクトで出走馬唯一となりますね
改修後にサトノダイヤモンドとジェンティルドンナが勝利してます
改修後のデータを信じるなら買いでしょうし、改修前の馬場に近いと決め付ければ厳しいでしょう
母父Gold Awayはヌレイエフ系で母母父Procidaはミスプロ系でスピードタイプ
キタサンブラックが支配するレースで悉く苦戦してるディープインパクト産駒ですが
この馬は一緒に走った宝塚記念で3着という実績はあります
ただディープインパクト×ヌレイエフ系の配合が1800m・2000mに良績が集中してる傾向
特に2500m以上になると成績が乏しくなるのは気になる材料
今年より鮮度もまだあった昨年でさえ見せ場こそあったものの5着
エリザベス女王杯3着からの臨戦は同じですが一年歳を取ってそれ以上が果たしてあるのか?
 

スワーヴリチャード




父はハーツクライで改修前にウインバリアシオンが馬券に
ハーツクライ牡馬の中山芝重賞ですが改修前が【3.5.4.12】に対して改修後が【0.3.1.29】
中山芝重賞で馬券になるハーツクライは前走との間隔が開いてる馬がほとんど(5週以上)
今回はアルゼンチン共和国杯からなんで7週と間隔的にはハーツ4頭の中では最も好感の臨戦

これはハーツクライ産駒牡馬の中山芝重賞年度別成績
ダイワメジャーにステイゴールドは改修前の感じに近付いてるのに対して
ハーツクライの牡馬に関しては今年もやはり苦戦している状態というのは気にはなります
まあそれでも改修前の中山2500mで好成績であった種牡馬ですから
ダイワメジャーにステイゴールドの感じから改修前の馬場に近いと決め付ければ悪くない気も
何より母方のUnbridled's Song(ミスプロ系)×General Meeting(ボールドルーラー系)
この配合が過去の傾向とキタサンブラックの支配する傾向に非常にマッチしそうなんです
あとは2番人気濃厚というところで印の落としどころをどうするか!?迷うところ
 

カレンミロティック




父はハーツクライで改修前にウインバリアシオンが馬券に
ハーツクライ牡馬の中山芝重賞ですが改修前が【3.5.4.12】に対して改修後が【0.3.1.29】
中山芝重賞で馬券になるハーツクライは前走との間隔が開いてる馬がほとんど(5週以上)
今回はアルゼンチン共和国杯からなんで7週と間隔的には悪くない臨戦
母父エーピーインディはボールドルーラー系であるのでスピードもあり
早目に動いた13年の有馬記念6着はなかなかの内容でしたがさすがに・・
 

サウンズオブアース




父ネオユニヴァースはサンデー系種牡馬で一昨年の2着馬
産駒ではヴィクトワールピサが10年に勝ってますね
ネオユニヴァース産駒は芝よりダートのほうが好走率が高くサンデーでもパワーの要素強め
Dixieland BandにSecretariatの母方は米国色強めでスピード能力が高そう
ですが近走が奮わなさすぎで・・
 

最後に一言


 
キタサンブラックにサトノクラウンの取捨も勿論ですが

それ以上にハーツクライ産駒(特に人気2頭)の評価をどこに置くべきか!?
あとは改修前と改修後どちらに寄せていくか!?

このあたりが最終予想をする上でポイントになってくるかと思います

ちなみにこの中で最も思い入れのある馬はルージュバックですがね^^

そしてこの血統評価あくまで私的なものですのでご理解の程宜しくお願いします
 
 

 
今週は秋の牝馬NO.1決定戦となるエリザベス女王杯2017
今年は秋華賞の3歳上位3頭が揃って参戦し迎え撃つ古馬も好メンバー
近年ではかなり楽しみなレースになりそうですが
ここではエリザベス女王杯出走馬1頭1頭の血統評価(短評とも言う)を各馬五十音順にしていきます

※もし気付いた事があれば随時更新していく予定です
 

まずは過去のエリザベス女王杯から見えてきたポイント


 

これは過去10年におけるエリザベス女王杯1~3着馬の父と母父が分かるもの

12年と13年が重馬場施行、15年が稍重馬場施行
このあたりも踏まえた上で基本的には良馬場施行時の結果を参考にしていきます

12年から5年連続で馬券になってるディープインパクト産駒
これを良馬場施行時の成績でまとめると【1.0.1.7】
数字だけ見ると案外で意外と馬場が重い時のほうが好走してるイメージはありますね
馬券になったラキシスとミッキークイーンの2頭は共に母方にミスプロの血を持ってました
良馬場でディープを狙うなら母方にスピード血統というのがミソになるかも?

ダンチヒ、ノーザンテースト、ストームキャット、ヴァイスリージェント
これらノーザンダンサー系の血でもスピードタイプの血を持つ馬=特に母方に持つ馬
良馬場であるなら是非とも注目したい血であります

臨戦では府中牝馬ステークス組と秋華賞組がほとんどですが好走率は秋華賞組のほうが高い傾向
そして近年特注の臨戦はオールカマー組

15年1着 マリアライト(3走前1600万)
15年3着 タッチングスピーチ(3走前500万)
14年3着 ディアデラマドレ(4走前1600万)
13年2着 ラキシス(前走1000万)
13年3着 アロマティコ(2走前1600万)
12年1着 レインボーダリア(3走前1600万)
12年3着 ピクシープリンセス(前走1000万)
あとはこれら4走内位で条件戦を走ってた馬が結構好走してるのもこのレースの特徴
メンバーが分厚くても意外と鮮度が有効であるかもしれません
そしてこれらは当日4~7番人気という程良い所の人気に収まっていた馬
人気薄すぎても単純に力不足の可能性があるのでこのあたり見極めは重要になりそう
 

今年の出走馬の血統分析


ヴィブロス




父はディープインパクトで12年から5年連続で馬券になってますが
これを良馬場施行時の成績でまとめると【1.0.1.7】
数字だけ見ると案外で意外と馬場が重い時のほうが好走してるイメージはありますね
馬券になったラキシスとミッキークイーンの2頭は共に母方にミスプロの血を持ってましたが
母父Machiavellianはミスプロ系でスピードタイプ
母母父ヌレイエフは当レースでの好走血統の一つでもあり適性は十分ありそう
全姉に当レース2着のヴィルシーナがいる血筋ですから
前走府中牝馬ステークス1番人気2着からの臨戦になりますが
過去10年で前走府中牝馬ステークス1番人気だった馬は【0.1.2.4】と好走率はまずまず
臨戦的には勝ち切れないという懸念はあるものの特に嫌うような材料はないとは思いますね
 

ウキヨノカゼ




父はオンファイアでディープインパクトの全弟なんで血統はディープと同じ
オンファイアって延長臨戦の数字が同距離や短縮と比べるとかなり悪いですね
この馬自身重賞で5度馬券になってますが全て同距離臨戦でした
今回1600m→2200mの大幅延長臨戦になりますが・・・
母父フサイチコンコルドは欧州ノーザンダンサー~ニジンスキー系
母母父Ogygianはダマスカス系の米国血統でパワー寄り
 

エテルナミノル




父エンパイアメーカーはミスプロ系で産駒の芝G1実績はカイザーバル秋華賞3着のみ
ミスプロ系種牡馬でこのレース馬券になったのはキングカメハメハと
そして3度馬券になったエンドスウィープのスイープトウショウ
キンカメはミスプロでもキングマンボ系でやや毛色が違う感じ
従って純然たるミスプロはスイープトウショウのみ走ったと考えたらちと厳しいですわな
成績を辿ってもダウン且つ少頭数でしっかり反応してしまってるのでG1はさすがに・・
 

クイーンズリング




父はマンハッタンカフェで昨年の勝ち馬
昨年は休み明けの府中牝馬ステークスで13頭の大外枠からスローを先行し勝利
そこからエリ女は頭数増えた15頭の内枠でどやねん??
いかにもマンハッタンカフェが嫌いそうな楽→苦となる所でしょ~
という事でこの馬自信の無印でしたが見事に内から間を割って勝たれてしまいました(笑)
しかもこのエリ女は9-9-9-7という通過順だったので延長で先行から差しという逆位置取り
いかにもな苦条件をこなしたところがこの馬のかなりのポテンシャルを示してくれます
その後の成績は奮いませんがこの馬自身苦手な根幹距離でのもの
そして前走府中牝馬ステークスは昨年と同じ臨戦ですが今年は後方外から差す競馬でした
ですので今年はベタに延長で前に行く位置取りが普通に掛かる事
昨年あれだけ苦条件と思われる所で来たので今年はそこまで苦ではない臨戦なら
リピーターレースの色も濃い傾向ですし十分期待出来そうかなと
母方は重めの欧州配合ですが母父Anabaaがダンチヒ系
 

クインズミラーグロ




父はマンハッタンカフェでサンデー系種牡馬
昨年ワンツーフィニッシュだったのがマンハッタンカフェになるんですが
前走間隔を開けての臨戦でいいとこなく12着
それまでがずっとリズム良く好走してただけに休んでリズムが途切れちゃった感も
In Excess×Slewpyの母方はスピード色強めの配合
 

クロコスミア




父はステイゴールドでスタミナ型のサンデー系種牡馬
当レースでのステイゴールド産駒の成績は【0.0.0.8】でさっぱり
ただこの8頭中1頭が8番人気でそれ以外は全て10番人気以下という人気薄でのもの
そしてその中でマイネオーチャードとマイネレーツェルが4着してます
従ってこの成績だけでダメという風には決め付けないほうがいいのかも!?
前走府中牝馬ステークスは稍重スローで逃げ切り勝ちでしたが
3歳時の重馬場ローズステークス逃げて2着後に延長G1になる秋華賞6着
この時とやや似通った臨戦に今回なってしまいますね・・つまり前走が狙い目だったという事
母父はボールドルーラー系でスピード持続力に長けてますが
その奥のNashwan~Sadler's Wellsは欧州血統
 

ジュールポレール




父はディープインパクトで12年から5年連続で馬券になってますが
良馬場時に馬券になったラキシスとミッキークイーンの2頭は共に母方にミスプロの血持ち
この馬は母母父がミスプロですね!!母父エリシオは欧州ノーザンダンサー系
母父エリシオはアドマイヤラクティにファタモルガーナが代表的ですが
距離が延びるにつれて成績がアップする傾向があり
一気の距離延長はどっちに転ぶか分かりませんが
どうせ人気薄なんでそこは目を瞑ってプラス材料を取るべきか!?前走条件戦ですし
 

スマートレイアー




父はディープインパクトで過去2度このレースに出走も14年10着.15年5着
ホワイトマズル×Groom Dancerの母方は重めの欧州配合になります
14年が良で15年が稍重ですからやはり良だと母方の重い血が邪魔になるのかも?

それとこれは15年米子ステークス以降の成績表ですが
もう一目瞭然でG1【0.0.0.4】それ以外【4.3.1.0】という分り易い戦績
G1は際どい所には来てはいるんですがねえ・・・
 

タッチングスピーチ




ディープインパクト産駒で一昨年稍重馬場の3着馬
結局これは母方のサドラーズウェルズ×ネヴァーベンド系の重い欧州配合の血が効いた!?
今年は良馬場だと辛い上に近走のリズムが悪すぎるのでさすがに厳しいでしょう
 

ディアドラ




父はハービンジャーでノーザンダンサー~ダンチヒ系種牡馬
ダンチヒ系種牡馬では過去ファインモーションがこのレースで勝っております
過去10年だとノーザンダンサー系種牡馬は2着2回(メイショウベルーガ、カワカミプリンセス)
ハービンジャーですが牝馬だと芝重賞では間隔を詰めての臨戦のほうが好成績
まさにこの馬はそんな感じでの成績で秋華賞も勝ちましたし
間隔詰めても問題なさそうですが今回は紫苑S1着→重の秋華賞1着と過去最大の疲労との戦いに
そこさえクリアになれば母母父Machiavellianがミスプロですしその奥にはヌレイエフと
どちらかと言えばここに向きそうな母系の血を持ってはいますが・・
 

デンコウアンジュ




父メイショウサムソンはサドラーズウェルズ~欧州ノーザンダンサー系
13年に同じ父であるトーセンアルニカが4着に来てますがこの時は重馬場でのもの
ヴィクトリアマイル2着も稍重馬場でしたし
母父マリエンバードも欧州ノーザンダンサーのニジンスキーであるとこからも
やはり馬場の助け=重めの馬場が必要になりそうな気はします
 

トーセンビクトリー




父はキングカメハメハなんでキングマンボ系種牡馬
ディアデラマドレ、アロマティコ、アパパネ×2
全て3着ではあるものの馬場不問で来てるのがキングカメハメハ産駒
母トゥザヴィクトリーはこのレースの勝ち馬でありますし
どうせ人気は全くないでしょうから端っこで買っておきたい馬の1頭
母父サンデーからはスピードを供給、母母父ヌレイエフは当レースの好走血統
 

ハッピーユニバンス




父ジャングルポケットはトニービン~グレイソヴリン系種牡馬
アヴェンチュラ、クィーンスプマンテと過去2頭ジャングルポケット産駒は連対
京都2200mも産駒のコース成績ではNO.1と言っていいほどの好相性さ
アヴェンチュラは延長臨戦でしたが最高のリズム、クィーンスプマンテは2400mからの短縮臨戦
重賞では延長より短縮のほうが成績良い種牡馬だけに今回延長というのは引っ掛かる材料ではあり
母父サンデーから軽さは感じられますが母母父は異系の欧州血統
 

マキシマムドパリ




父はキングカメハメハなんでキングマンボ系種牡馬
ディアデラマドレ、アロマティコ、アパパネ×2
全て3着ではあるものの馬場不問で来てるのがキングカメハメハ産駒
この馬が4着以下に負けたのが7回あってその内5回が延長臨戦でのもの
大阪城S・クイーンSと今年短縮臨戦でも走れてないのは気にはなりますが
前走2400m京都大賞典先行からの短縮臨戦になるので差しに回る位置取りも期待出来るか
母方はサンデーから奥は重めの欧州配合
 

ミッキークイーン




父はディープインパクトで昨年の3着馬
宝塚記念以来間隔をたっぷり開けての臨戦は昨年と同じ形(昨年はVマイル以来)
従って今年もある程度走れる状態にはあると思うんですが・・

これはディープインパクト産駒の芝G1における前走との間隔別成績
ここまでで僅か1勝のみというのは案外でなかなか勝ち切れてない傾向というのは気にはなります
母父Gold Awayは当レースでの好走血統ヌレイエフ系
母母父Procidaがミスプロ系でスピードタイプ
母方の血統はここに対してケチのつけようがない構成
 

モズカッチャン




父はハービンジャーでノーザンダンサー~ダンチヒ系種牡馬
ダンチヒ系種牡馬では過去ファインモーションがこのレースで勝っております
過去10年だとノーザンダンサー系種牡馬は2着2回(メイショウベルーガ、カワカミプリンセス)
ハービンジャーですが牝馬だと芝重賞では間隔を詰めての臨戦のほうが好成績
まさにこの馬はそんな感じでの成績でフローラS→オークスと好走
間隔詰めても問題なさそうですが今回は前走重馬場の秋華賞で頑張ったのがどう出るか!?
母父キングカメハメハは父として複数馬券になっており
Storm Boot~Chief's Crownという母系にはスピードタイプのノーザンダンサーの血が重ねられてます
3歳3頭の中では現時点では最上位評価しており内枠引いたらその評価もより高まりそう
 

リスグラシュー




父はハーツクライでサンデー系種牡馬
ヌーヴォレコルトが2年連続で2着しておりますねハーツクライ産駒では
実はハーツクライ産駒って実は京都芝重賞ではなかなか勝ち切れなくて3勝のみ
これは東京16勝・中山7勝・阪神6勝と比べても見劣る印象で前走秋華賞は2着
そして京都だと内回りと外回りで結構差があって
内回り【1.3.2.8】外回り【2.10.9.63】と外回りはかなり厳しい印象
つまり前走秋華賞はまだ買えるタイミング中でのものだったように思えるんです
延長臨戦はハーツクライ産駒なんで当然悪くないんですが結局のところ
チューリップ賞3着→桜花賞2着→(延長)オークス5着
ローズS3着→秋華賞2着→(延長)エリザベス女王杯?着
今回の臨戦は春の過程と似てしまってるような気が・・・
American Post×Miller’s Mateの母方は欧州配合で重いですし
 

ルージュバック




父はマンハッタンカフェでサンデー系種牡馬
昨年ワンツーフィニッシュだったのがマンハッタンカフェ産駒になりますね
この馬は走るタイミングが分かりやすくて
間隔を開けての臨戦、非根幹距離、外枠
このあたりが揃うといい走りをしますし実際これらが揃ってた2年前のこのレースで4着
そんな意味で前走オールカマーは内枠以外は走るタイミングでの1着とも言える結果
そして今回ですが枠はまだ分かりませんが(当然外枠希望でしょう)
非根幹距離という部分だけが良くて間隔は開いてはいません
ただ他の有力視されてる馬に比べればゆったりとしたローテーションでありますし
近年好ステップであるオールカマー組
さらに全ての負の材料を相殺してくれる可能性があるムーアに乗り替わり
母父Awesome Againはヴァイスリージェント系でスピードタイプのノーザンダンサーの血
母母父Bold Revenueはボールドルーラー系
つまり母方はスピード持続力に長けた配合になるのでここは悲願のG1制覇のチャンスはありそう
 

最後に一言


 
・3歳馬
・ディープインパクト産駒
・マンハッタンカフェ産駒
このあたりがポイントになってきそうであります

3歳馬に関してはどうしても前走重馬場施行だった秋華賞からの臨戦だけに疲労は気になる所

そしてディープインパクト産駒は走れそうな馬のほうが多いような気はしますが
今年のディープインパクト産駒G1成績が奮わないのがどう出るか!?


そうなってくると今年もマンハッタンカフェ産駒に期待したくなるんですが・・・
 
 

 
今週日曜京都メインレースはエリザベス女王杯2017
 
 
エリザベス女王杯は芝2200mで行われる3歳以上の牝馬限定G1レース
いよいよここから有馬記念まで7週連続G1のスタートです

16年 クイーンズリング
15年 マリアライト
14年 ラキシス
実は3年連続でエリザベス女王杯で初G1制覇達成というパターンが続いてるんです
今年はG1馬4頭が出走してきますが近年の流れからすれば勝つのは案外G1未勝利馬かも??
古馬ではスマートレイアーにルージュバックがまさに悲願のG1勝ちを狙ってることでしょう

とにかく今年は豪華メンバーで3歳馬も秋華賞1~3着馬が勢揃い
古馬が意地を見せるのか?3歳馬が下剋上で勝ってしまうのか?
見どころ満載のレースになる事は間違いないでしょう!楽しみです!
 
今年の主な登録馬はスマートレイアー、ルージュバック以外に
ミッキークイーン、ヴィブロス、ディアドラ、リスグラシュー、クイーンズリングらが登録
 

出走予定馬と血統表


 


エリザベス女王杯2017出走予定馬は20頭(フルゲートは18頭)

タッチングスピーチ
プロレタリアト
この2頭が除外対象馬という事になっております
 

レースの血統傾向


 

これは過去10年におけるエリザベス女王杯1~3着馬の父と母父が分かるもの

12年と13年が重馬場施行、15年が稍重馬場施行
このあたりも踏まえた上で基本的には良馬場施行時の結果を参考にしていきます

12年から5年連続で馬券になってるディープインパクト産駒
これを良馬場施行時の成績でまとめると【1.0.1.7】
数字だけ見ると案外で意外と馬場が重い時のほうが好走してるイメージはありますね
馬券になったラキシスとミッキークイーンの2頭は共に母方にミスプロの血を持ってました
良馬場でディープを狙うなら母方にスピード血統というのがミソになるかも?

ダンチヒ、ノーザンテースト、ストームキャット、ヴァイスリージェント
これらノーザンダンサー系の血でもスピードタイプの血を持つ馬=特に母方に持つ馬
良馬場であるなら是非とも注目したい血であります

臨戦では府中牝馬ステークス組と秋華賞組がほとんどですが好走率は秋華賞組のほうが高い傾向
そして近年特注の臨戦はオールカマー組

15年1着 マリアライト(3走前1600万)
15年3着 タッチングスピーチ(3走前500万)
14年3着 ディアデラマドレ(4走前1600万)
13年2着 ラキシス(前走1000万)
13年3着 アロマティコ(2走前1600万)
12年1着 レインボーダリア(3走前1600万)
12年3着 ピクシープリンセス(前走1000万)
あとはこれら4走内位で条件戦を走ってた馬が結構好走してるのもこのレースの特徴
メンバーが分厚くても意外と鮮度が有効であるかもしれません
そしてこれらは当日4~7番人気という程良い所の人気に収まっていた馬
人気薄すぎても単純に力不足の可能性があるのでこのあたり見極めは重要になりそう
 

有力馬の考察


上位人気が予想されるこの3頭は全てディープインパクト産駒であります

ヴィブロス


全姉に当レース2着のヴィルシーナを持つのがこの馬
母父Machiavellianはミスプロ系でスピードタイプ
母母父ヌレイエフは当レースでの好走血統の一つでもあり適性は十分ありそう
前走府中牝馬ステークス1番人気2着からの臨戦になりますが
過去10年で前走府中牝馬ステークス1番人気だった馬は【0.1.2.4】と好走率はまずまず
臨戦的には勝ち切れないという懸念はあるものの特に嫌うような材料はないとは思いますね
 

スマートレイアー


過去2度このレースに出走も14年10着.15年5着
ホワイトマズル×Groom Dancerの母方は欧州配合になります
14年が良で15年が稍重ですからやはり良だと母方の重い血が邪魔になるのかも?

それとこれは15年米子ステークス以降の成績表ですが
もう一目瞭然でG1【0.0.0.4】それ以外【4.3.1.0】という分り易い戦績
G1は際どい所には来てはいるんですがねえ・・・
 

ミッキークイーン


昨年の3着馬で宝塚記念以来間隔をたっぷり開けての臨戦は昨年と同じ形(昨年はVマイル以来)
従って今年もある程度走れる状態にはあると思うんですが・・

これはディープインパクト産駒の芝G1における前走との間隔別成績
ここまでで僅か1勝のみというのは案外でなかなか勝ち切れてない傾向というのは気にはなります
母父Gold Awayは当レースでの好走血統ヌレイエフ系
母母父Procidaがミスプロ系でスピードタイプ
 

出走予定馬で気になる馬


 
クイーンズリング
ジュールポレール
トーセンビクトリー
ミッキークイーン
ルージュバック
ヴィブロス

この6頭の中で最も注目してるのがクイーンズリングで次点がヴィブロス

クイーンズリングはマンハッタンカフェ産駒で昨年の勝ち馬です(笑)
昨年休み明けの府中牝馬ステークスは13頭の大外枠からスローを先行し勝利
そこから頭数増えた15頭の内枠でといかにもマンハッタンカフェが嫌いそうな楽→苦となる所
従ってこの馬自信の無印でしたが見事に内から間を割って勝たれてしまいました(笑)
しかもこのエリ女は9-9-9-7という通過順だったので延長で先行から差しという逆位置取りで
いかにもな苦条件をこなしたところがこの馬のかなりのポテンシャルを示してくれます
今年も府中牝馬ステークスからという昨年と同じ臨戦ですが今年は後方外から差す競馬でした
ですので今年はベタに延長で前に行く位置取りが普通に掛かる事
昨年あれだけ苦条件と思われる所で来たので今年はそこまで苦ではない臨戦なら
リピーターレースの色も濃い傾向ですし十分期待出来そうです
母父Anabaaがダンチヒ系
 
 

 
今週日曜東京メインレースはヴィクトリアマイル2017
 
 
ヴィクトリアマイルは1600mで行われる古馬牝馬限定のレースでありまして
レース名の通り春の牝馬マイル王決定戦という位置付け
早いもので今年で第11回を迎える事になりました
 
過去の勝ち馬の顔触れは
ダンスインザムード、コイウタ、エイジアンウインズ、ウオッカ、ブエナビスタ
アパパネ、ホエールキャプチャ、ヴィルシーナ、ストレイトガール
この中でヴィルシーナとストレイトガールが連覇しております
 
そしてこのレース過去5年の1番人気馬の成績は【1.1.0.3】でやや不振傾向か
あの強い強いウオッカにブエナビスタも連覇達成は出来なかったですしね
 
という訳で人気馬が危うい事もあってか結構荒れる事があるのもこのレースの特徴
一昨年は最低人気だったミナレットが3着に入り2着も12番人気が入り
3連複280万3連単2000万というとてつもない大波乱決着に
(断然人気のヌーヴォレコルトが沈みました)
これ以前でも単勝オッズ2ケタ人気馬の食い込みが見られるレースだけに幅広い取捨選択が必要に
 
最注目は昨年の2着馬でG1レース3勝目を狙うミッキークイーン
他にはレッツゴードンキ、クイーンズリング、ルージュバック、スマートレイアー等が登録してます
 

出走予定馬と血統表


 

 
ヴィクトリアマイル2017出走予定馬は17頭(全馬出走可能になっております)
 

レースの血統傾向


 
フジキセキ
ディープインパクト
キングカメハメハ
クロフネ
 
この4種牡馬がヴィクトリアマイルで複数馬券になっており特注種牡馬になるかと思うんですが
今年はフジキセキとクロフネの出走がありませんので必然的に注目はディープキンカメ
まあ普通にリーディング上位種牡馬の2産駒になりますね
 
逆にマンハッタンカフェ、ダンスインザダーク、ステイゴールド、ハーツクライ、ゼンノロブロイ
このあたりのサンデー系種牡馬がなかなか奮わない傾向になってます
フジキセキやクロフネと比べるとスピードがやや劣るイメージですかねこれらの種牡馬は
 
近年だとヌーヴォレコルトやスマートレイアーといった
やや欧州血統が強調されてた感のある1番人気馬が凡走してますしこのレースで欧州血統は少し邪魔
 
昨年・一昨年と連覇したストレイトガールの母方はタイキシャトル×ダンチヒ系
一昨年2着のケイアイエレガントの母父エーピーインディはボールドルーラー系
(10年2着ヒカルアマランサスも同じ母父でした)
スピードが強調された血(アメリカの血)を持つ馬のほうに重きを置いてみる手も
 
注目したい臨戦は前走牡馬混合重賞(G2戦)を使ってた馬
通算【3.1.2.13】複勝率31.6%で割と良い確率で馬券に絡んで来てるステップになります
 

有力馬の考察


 
ミッキークイーンの父はディープインパクト
昨年は超高速決着で2着でしたがそこまで速い馬場になると
母父Gold Away(ヌレイエフ系)の欧州血統がやや邪魔になってくるのかなあといった感じ
母母父Procidaはミスプロ系ですが欧州で活躍した馬ですから尚更
 
レッツゴードンキはキングカメハメハ産駒
近走全て異なる距離とダートで好走しそんな中でも馬体重は増えてきており充実ぶりが窺えます
マーベラスサンデー×ジェイドロバリーの母方はスピードもあるけどパワーもかなりあるという配合
超高速決着までいくとやや厳しくなってくるかな?といった気はします
 
スマートレイアーの父もミッキークイーンと同じディープインパクト
前走牡馬混合重賞でG2である京都記念からのステップは注目に値する臨戦かと思いますが
いかんせん気になるのはホワイトマズル×Groom Dancerの母方が欧州配合剥き出しである事
それを相性良いディープでどこまで補えるか?でしょうが・・・
 
ルージュバックの父はマンハッタンカフェでこのレース【0.0.0.8】と大苦戦
そりゃ昨年みたいな高速決着は向かないでしょうが・・前走牡馬混合重賞(金鯱賞)からの臨戦
その前走は最内枠且つ先行競馬でなかなか苦を味わいましたが
今回短縮で位置取りが掛かるという布石にもなるかも!?
Awesome Again×Bold Revenueの母方は米国配合でBold Revenueがボールドルーラー系
最終的には枠なども含めて判断しなければならないですが期待はしてみたい馬です
 

出走予定馬で気になる馬


 
アスカビレン
アットザシーサイド
アドマイヤリード
ジュールポレール
ソルヴェイグ
ミッキークイーン
ルージュバック
レッツゴードンキ
 
この8頭の中で最も注目してるのがルージュバックで次点がミッキークイーン
 
穴っぽいところならキングカメハメハ産駒のアットザシーサイド
母方はアグネスタキオンにアリダーなんで結構スピードが強調されてるんですよね
母ルミナスハーバーも1200mの勝ち鞍があり2歳マイルでレコードを出してましたし
それならば重い馬場がダメという事で近走の負けは気にしなくていいという事になるんですが・・
 
 

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