10月15日(日)京都競馬場で行われる秋華賞2017の予想です
 
 
秋華賞は芝2000mで行われる3歳牝馬限定のG1レース
この秋華賞から本格的に秋のG1シリーズがいよいよスタート
3歳牝馬クラシック最後の一冠となるのが当レースになりますね

昨年の勝ち馬ヴィブロスはその後ドバイターフを勝ち海外G1制覇
ミッキークイーンも今年の宝塚記念で3着に入り
ショウナンパンドラはジャパンカップ勝利
近年の勝ち馬はその後牡馬と対戦しても大きなところで活躍しております
今年はどんな馬が勝ちこの後の活躍に繋げていくのでしょうか!?

阪神ジュベナイルフィリーズとオークスを制し
この世代の中心であるソウルスターリングが毎日王冠→天皇賞秋の路線を選択
桜花賞馬レーヌミノルも居ますがこの馬含め前哨戦となるローズステークスで
いわゆる春の実績馬が奮わなかったので一気に混戦模様となってきました

1番人気はアエロリット
NHKマイルカップでは牡馬に前走クイーンステークスでは古馬にそれぞれ勝利
ここは同世代の牝馬同士という事もありますから当然の人気でしょう

アエロリット以下の人気は
リスグラシュー、ファンディーナ、ディアドラ、ラビットラン、モズカッチャンの順

そんな秋華賞2017の発走時刻は15:40になっております
 

レースの見解はこう考えました


 


これは過去10年における秋華賞1~3着馬の父と母父が分かるもの

パッと見て分かるようにディープインパクト産駒が5年連続で馬券になっており昨年まで3連勝中
馬券になった馬は全て1~3番人気で人気にしっかりと応えてるイメージ
しかしながらビッシュ、タッチングスピーチ、デニムアンドルビーといった人気馬は沈んでます
これらの共通点は母方が欧州血統で重めの馬であった事

ヴィブロスとミッキークイーンは母方にミスプロを
ショウナンパンドラは母父が米国型ノーザンダンサーのフレンチデピュティ
ディープインパクト産駒以外でも
昨年2着のパールコードは母方が米国志向強めの配合
昨年3着カイザーバルの父はミスプロ系種牡馬のエンパイアメーカー
重めの欧州血統よりもアクセントとしてスピード&パワーに長けた血を持つ馬
これを狙うというのが有効になるのでは?

あとはキングマンボの血でしょう
キングカメハメハ産駒が4頭馬券になってますし
母父キングマンボのリラコサージュは15番人気3着で大穴を演出
メイショウマンボの父スズカマンボもキングマンボ内包種牡馬でした

そして気になるのは馬場状態でして現状雨予報が出ております
もし馬場悪化となればスピード&パワーとは逆ベクトルの欧州血統
斬れとスピードのディープインパクトよりはまた違う種牡馬
このあたりにも目を向ける必要はありそうなので直前まで見極めるしかなさそうです

データ的には2走内に条件戦を使ってる馬と前走好走してる馬が馬券にかなり絡んできてます
鮮度とリズムというのも重視してみたいですね
 

秋華賞2017の予想


 
しとしとと降りそうな感じの京都競馬場の天気であるんですが
パンパンなスピード馬場までは望めそうになく。。かと言って相当馬場が重くなる事もなさそう
なかなか落としどころが難しいですがちょっと重くなる方に賭けてみようかなと思います

◎はポールヴァンドルにしました
父はダイワメジャーで京都2000m成績は勝ち切れないものの連対率と複勝率は高い傾向
クラス別でも上から下まで満遍なく走ってるのでイメージよりは意外と悪くない
母方は秋華賞好走血統であるヌレイエフ系の母父に母母父Kaldounはグレイソヴリン系
という事で欧州配合になります
ディープインパクト産駒が走る舞台で勝負するには斬れ不足
母方の配合からしても良馬場なら苦しいイメージがするので少しでも湿りそうなのはいいかと
ダイワメジャー産駒は湿った馬場はかなり得意ですからね
前走紫苑Sはそれまでずっと先行競馬しかしてなかった馬がいきなり差しに回って4番人気3着
2走前が8頭立てからの延長&アップ臨戦だっただけに楽→苦となる所での好走は驚きました
しかも上がり1位でしたしこれはひょっとしたら秘めたポテンシャルは相当アリ!?
重賞であるローズSと紫苑Sを人気より上の着順で馬券になった馬は
(ヴィブロス、カイザーバル、タガノエトワール、キョウワジャンヌ)
いずれも2走前が条件戦を使ってましたから2走前1000万下からの臨戦にこの勢いは魅力
前走は馬体を減らしてデビュー以降最低馬体重で今回輸送と心配事はありますが
それでもこの人気なら激走の期待のほうに賭けてみたいと思います
 
○はハービンジャー産駒のモズカッチャン
芝重賞だとハービンジャーは連対率&複勝率が最も高いのが京都コース
そして前走との間隔は一見開いてたほうがいい筈のハービンジャーですが
牝馬に関してはそんな事はなく数字だけなら間隔が詰まってるほうが圧倒的に好走してるという事実
前走がローズSなんで同じ父であるディアドラよりさらに1週間隔は詰まっております
産駒の京都2000m成績もクラスが上がっても全然落ちずに走ってるんですよねえ
しかも重賞だと延長臨戦での成績良いのがハービンジャーですが今回延長臨戦
母父キングカメハメハはキングマンボ系で母母父Storm Bootはストームキャット系
ちなみに名馬ロードカナロアがキンカメ×ストームキャットでしたから
この配合はスピード特化の魅力がかなりありそうです
だからこそ父も含めてあまり馬場は悪くなりすぎないほうが良さそうな気はしますが・・
前走ローズSは7着とリズムは悪くなっちゃいましたが
内から一瞬いい脚は使えてたのでプラス14㎏だった馬体重も踏まえて叩かれてのコース替わりで
 
▲はディアドラ
この馬もモズカッチャンと同じ父ハービンジャー
牝馬に関しては間隔が詰まった臨戦のほうが圧倒的に好走してるという事実から
前走が紫苑Sなんで間隔は詰まってる部類でしょう
スペシャルウィーク~Machiavellian~ヌレイエフの母方なら馬場悪化にも対応出来そう
現在2連勝中で2走前が1000万下の条件戦を使っておりリズムと鮮度文句なし
 
ミリッサはポールヴァンドルと父も一緒で母方も欧州血統で似通ったイメージ
スピードとは逆ベクトルの母方の血統構成ですし兄姉は2000m重賞勝ち馬でもあり

リスグラシューは父ハーツクライでサンデー系種牡馬
ヌーヴォレコルトとキョウワジャンヌの2頭が同じハーツクライ産駒で当レース馬券に
ハーツクライ産駒って実は京都芝重賞ではなかなか勝ち切れなくて
ロジクライ(シンザン記念)ベルラップ(京都2歳S)カポーティスター(日経新春杯)の3勝のみ
これは東京15勝・中山7勝・阪神6勝と比べても見劣る印象
ただ京都だと内回りと外回りで結構差があって
内回り【1.2.2.7】外回り【2.10.9.60】と分母の差はありますが内回りのここは悪くない印象
American Post×Miller’s Mateの母方は欧州配合で重いんですが
前走ローズSは3着としっかりまとめてきたのでリズムは悪くない
 

予想印と買い目


 
ポールヴァンドル
○モズカッチャン
▲ディアドラ
△ミリッサ
△リスグラシュー

買い目は
◎の単
◎ー○▲△△の馬連
◎ー○▲のワイド