今週土曜京都メインレースはスワンステークス2017
 
 
スワンステークスは芝1400m外回りで行われる3歳以上の重賞レース
来月に行われるG1マイルチャンピオンシップの前哨戦という位置付けでありまして
このレースの1着馬にはマイルチャンピオンシップの優先出走権が与えられております

昨年のサトノアラジンやミッキーアイルはここを勝って
マイルチャンピオンシップで1番人気に支持されましたが勝てずじまい
グランプリボスも2着まででしたし近年のスワンステークス勝ち馬はマイルCSで勝ち切れず
今年はそんな傾向に終止符が打たれるのでしょうか!?

注目は前走スプリンターズステークスから参戦してくるG1馬2頭
レッツゴードンキとセイウンコウセイ

今年の主な登録馬はその2頭以外に
ジューヌエコール、トーキングドラム、カラクレナイ、キャンベルジュニアらが登録
 

出走予定馬と血統表


 


スワンステークス2017出走予定馬は21頭

ラヴァーズポイント
ダイシンサンダー
アルマワイオリ
この3頭が除外対象馬になっております
 

レースの血統傾向


 


これは過去10年におけるスワンステークス1~3着馬の父と母父が分かるもの

昨年はワンツーフィニッシュだったディープインパクト産駒が4年連続で馬券に
過去5年においても【2.2.1.4】と好走率も高いのでここはシンプルに注目

ダイワメジャー産駒も過去5年で3頭馬券に

つまりディープインパクトとダイワメジャー、タイプの異なるサンデー系種牡馬が共存という事に

アルビアーノ、エイシンスパルタンと2年続けて米国型種牡馬を父に持つ馬も好走

母方はパワー&スピード型であるノーザンダンサーの血が非常に活躍
ダンチヒ・ストームキャット・ヴァイスリージェントといった血ですね
ミスプロやテスコボーイといった血を母方に持つ馬=同類も好走してるのでこれは納得かと
 

有力馬の考察


レッツゴードンキ


父はキングカメハメハでキングマンボ系種牡馬
産駒では12年にアドマイヤセプターが3着という実績あり
基本的にキングカメハメハ産駒は芝重賞では間隔を開けてる臨戦成績が優秀
あまり詰めてる時は成績は良くないんですが今回はスプリンターズステークスからなんで詰まり気味
昨年は間隔を詰めてもずっと走ってたので今のこの馬には問題ないのかもしれません
ただ前走G1で最内から抜けて5番人気2着と走った分だけ疲労は気掛かりではあり
母母父にミスプロ系のジェイドロバリーを持っております
 

サングレーザー


ディープインパクト産駒で母父Deputy Ministerはヴァイスリージェントでノーザンダンサー系
まあ血統的にはピッタリとも思えますねえ
1600m以上でやや甘いなあという脚を使ってましたが
3走前1400mを使ってから馬が変わったかと思えるほどの内容で3連勝
2歳重賞を2度走った後に条件戦から再び上がってきてここは古馬初重賞で鮮度抜群
当然ここは人気になってしまうでしょうがそれでも高い評価を与えたい感じ
 

カラクレナイ


父はローエングリンでサドラーズウェルズ~欧州ノーザンダンサー系種牡馬
前走ローズSは走れるタイミングだと思い本命を打ちましたが惨敗
そこで先行してるので短縮臨戦であるここは差しの位置取りが掛かる期待はあります
ローエングリン産駒の短縮臨戦は悪くないですし非根幹距離の1400mもいいでしょう
母母父にミスプロ系であるUnbridledも持ってますから
ただ一つ気になるのは母父アグネスタキオンでして
これが芝重賞では間隔を開けると成績良くて逆に詰まってると成績がかなり悪いという傾向あり
今回は6週という間隔なんでまあ微妙なところではあるんですが・・・
 

出走予定馬で気になる馬


 
カラクレナイ
キャンベルジュニア
ケントオー
サングレーザー
ジューヌエコール
セイウンコウセイ
ダノンメジャー
トウショウピスト
ビップライブリー
ミスエルテ
レッツゴードンキ

この11頭の中で最も注目してるのがサングレーザーで次点がミスエルテ

ミスエルテの父Frankelはサドラーズウェルズ系で欧州ノーザンダンサー系種牡馬
近年欧州ノーザンダンサー系種牡馬はあまり走ってませんが
その昔はホワイトマズルやキングヘイローといった種牡馬を持つ馬が馬券になってました
そのFrankelはダンチヒ内包種牡馬で
Pulpit×Hennessyの母方はボールドルーラー×ストームキャットでスピード特化配合
とにかく春はずっと馬体が減ってたので間隔を開けた今回は10㎏以上増えてて欲しいかも
リフレッシュは出来てると思うんで早熟でさえなければといったところ