今週日曜京都メインレースはみやこステークス2017
 
 
みやこステークスはダート1800mで行われる重賞レース
チャンピオンズカップの前哨戦として2010年に新設重賞となりました
このレースの勝ち馬にはそのチャンピオンズカップの優先出走権が付与されます

昔はトランセンドやエスポワールシチーがここでの勝利を足掛かりに
ジャパンカップダート(今のチャンピオンズカップ)で好走しましたが
最近ではどうしてもJBC競争と日程が重なるので有力馬はそちらに流れがちな面も
どちらかと言ったらこれからの馬達による戦いといった方がしっくりきそうではあります

そんな中今年は3歳最強馬?のエピカリスが出走
断然人気であった前走レパードステークスは3着に負けているだけに
古馬とやるのは初めてになりますが勝って弾みをつけたいところでしょう

今年の主な出走馬はエピカリス以外に
アスカノロマン、キングズガード、テイエムジンソク、モルトベーネ、ローズプリンスダムらが出走
 

出走予定馬と血統表


 


みやこステークス2017出走馬は16頭
 

レースの血統傾向


 

これは過去7年におけるみやこステークス1~3着馬の父と母父が分かるもの

15年は不良馬場での施行だったのでこれを特殊馬場扱いとして除くと
過去6年ではサンデー系種牡馬が【3.2.2.14】複勝率33.3%となかなかの好成績

あとは母父ミスプロ系が好調だったりもしますね

アポロケンタッキー
ロワジャルダン
インカンテーション
ローマンレジェンド
二ホンピロアワーズ
トウショウフリーク
そして馬券になったこれらの馬はいずれも3代内にノーザンダンサーの2本持ってました
馬力やスタミナというのがこのレースにマッチしてくるのかもしれません
 

有力馬の考察


エピカリス


父はゴールドアリュールでサンデー系種牡馬
エスポワールシチーとランウェイワルツが産駒でこのレース馬券になっております
一頓挫あっての海外帰りだった前走よりは今回のほうが仕上げ的には良さそうではあり
母方がカーネギーにマルゼンスキーなんでノーザンダンサー系配合
血統面ではここに対して良い印象はあります
 

テイエムジンソク


クロフネ産駒という事でノーザンダンサー系種牡馬
中央ダート重賞で意外にもまだ1勝しか挙げてないのがクロフネ(15年マーチSマイネルクロップ)
今回はエルムSからの臨戦なんで延長且つ間隔を開けての臨戦になりますが
これがまたクロフネ産駒のダート重賞における苦手なパターン
そこいらを相殺出来るなら母母父がノーザンダンサー系のダンシングブレーヴなんで
3代内にノーザンダンサーの血2本持ちである事と母父フォーティナイナーがミスプロ系である事
今回は重賞2度目になりますがアポロケンタッキー・ロワジャルダンと
過去2年の勝ち馬は同じように重賞経験に乏しいフレッシュな馬だったのでこれも後押しには
 

アスカノロマン


父アグネスデジタルはミスプロ系種牡馬
母方タバスコキャット×Deputy Ministerはノーザンダンサー系配合
血統構成は悪くないのであとはどれだけリフレッシュされてるかどうか
逃げるというのも不振を脱出する一つの手かもしれません
 

出走予定馬で気になる馬


 
エピカリス
キングズガード
テイエムジンソク
トップディーヴォ
ルールソヴァール

この5頭の中で最も注目してるのがキングズガードで次点がテイエムジンソク

キングズガードの父はシニスターミニスターでエーピーインディ系種牡馬
同じ父を持つインカンテーションがこのレースで馬券になってますね
インカンテーションもそうですがとにかくシニスターミニスターはダウン戦が強い傾向
今回前走が地方交流重賞ではありますがG1南部杯だったので形的にはダウン戦に
延長臨戦はどんと来い!というほどでもないんでしょうが・・・
そして母方のキングヘイロー×デインヒルがノーザンダンサー系配合であります