今週日曜京都メインレースはマイルチャンピオンシップ2017
 
 
マイルチャンピオンシップは芝1600m外回りで行われる3歳以上のG1レース
7週連続G1シリーズの第2戦になり文字通りマイルチャンピオンの頂上決戦
通称マイルCSと略されますね

昨年はミッキーアイルが91年ダイタクヘリオス以来となる逃げ切り勝ち
NHKマイルカップに次いでG12勝目を飾ったというレースになりました

今年はG1馬5頭が登録
その中でも注目は皐月賞以来となるG12勝目を目指すイスラボニータ
一昨年3着→昨年2着ときましたからホップステップジャンプとなるのかどうか!?
 
今年の主な登録馬はイスラボニータ以外に
エアスピネル、サングレーザー、レッドファルクス、サトノアラジン、レーヌミノルらが登録
 

出走予定馬と血統表


 


マイルチャンピオンシップ2017出走予定馬は22頭(フルゲートは18頭)

ネオリアリズムが出走回避(次走→香港?)という事で
ムーンクレスト
クルーガー
グァンチャーレ
この3頭が除外対象馬という事になっております
 

レースの血統傾向


 

これは過去10年におけるマイルチャンピオンシップ1~3着馬の父と母父が分かるもの

過去5年だとモーリス(父スクリーンヒーロー)にグランプリボス(父サクラバクシンオー)
この2頭を除いた3着内馬13頭が全てディープインパクト産駒サンデー系種牡馬

ミッキーアイル
フィエロ
ダノンシャーク
トーセンラー
ドナウブルー
ディープインパクト産駒で馬券になったこの5頭は全て母方にノーザンダンサーの血を有してました
この内3頭は米国スピード血統であるダンチヒの血であったのも注目か

イスラボニータ
ネオリアリズム
グランデッツァ
ダイワマッジョーレ
サダムパテック
サンデー系種牡馬で馬券になったこの5頭は全て母方にセントサイモンの血を有してました(4代内)
セントサイモンとは古き良き欧州の異系の底力血統
過去2年続けて馬券になった外国馬サプレザの母父もこの系統でしたし注目に値しそう
 

マルターズアポジーが走ったレースの血統傾向


 
今回逃げるのは出遅れでもしない限りマルターズアポジーで確実でしょう
実はこの馬が逃げた近走のレースを見ていくと馬券になった馬は共通点があったりするんです













ロベルト
ダンチヒ
米国型ノーザンダンサー

いずれもスピードもそうですがよりこの3つに共通するのは馬力ある血という事
とにかく前半から淀みない流れで逃げを打つ馬だけに
最後この馬のレースで結果を出しやすいのは馬力ある血という仮説を立てて見ましょうか!?
 

有力馬の考察


エアスピネル


父はキングカメハメハで11年に同じ父であるフィフスペトルが11番人気2着
12年以降は【0.0.0.5】という産駒成績もこれは全て2ケタ人気馬だったのであまり参考にならず
前走富士Sは札幌記念先行からの短縮臨戦で間隔を開けてとタイミング的には走れるところでの1着
今回は4週という詰まった間隔の臨戦でエアスピネル自身4~6週の間隔では【0.1.2.3】と未勝利
これだけなら前走以上は見込めないのかなあというのが第一印象ではありますが・・
母方のサンデー×ノーザンテースト×Well Decorated(ボールドルーラー系)
これはスピード特化された配合であります
 

イスラボニータ


父はフジキセキで自身以外でもサダムパテックとファイングレインは産駒で当レース馬券に
富士S4番人気2着からの臨戦は昨年と全く同じになりました
確かに前走は馬場悪化も通ったところが良かったというのもありますが
それ以上にやや掛かり気味で外から追走とまだまだ走る気を見せてたのは収穫か
フジキセキはサンデー系種牡馬であり母父Cozzeneがセントサイモン内包
 

レッドファルクス


父スウェプトオーヴァーボードはフォーティナイナー~ミスプロ系種牡馬
ミスプロ系だと09年&11年とサプレザが馬券になった程度ですが
もはやこの馬はスウェプトオーヴァーボードの範疇を大きく超えてしまった馬ですね
高松宮記念1人気3着→京王杯SC2人気1着→安田記念3人気3着
春はちょっとローテーションが厳しいかな?と思った安田記念で見せ場たっぷり
その安田記念は前半33.9というタイトな流れでも後方から上がり3位だったので距離不安もなし
ここもマルターズアポジーが作る流れで春より1戦少ない臨戦なら期待出来そう
 

出走予定馬で気になる馬


 
イスラボニータ
ウインガニオン
エアスピネル
グランシルク
サングレーザー
ペルシアンナイト
レッドファルクス

この7頭の中で最も注目してるのがグランシルクで次点がレッドファルクス

グランシルクはサンデー系種牡馬であるステイゴールド産駒で過去のこのレースでは【0.0.0.2】
母父Dynaformerがロベルト系、母母父French Deputyが米国型ノーザンダンサー系
京成杯AHでマルターズアポジーが作る流れで圧勝してますがこの母方なら納得の感
そしてDynaformerがセントサイモン内包種牡馬であります
前走富士Sは全くいいとこなく終わりましたが
これはその京成杯AHやそれ以前の好走続きといった疲労が噴き出したもの
といい様に解釈すれば全て吐き出してリセットされてれば一発期待出来る血統かなと