今週日曜日は函館スプリントステークス
今年一発目となる函館重賞ですね


函館は2016年から時計が速くなった印象
昨年は禁止薬物の影響で7頭立てでスロー
しかも稍重でしたが1’8’4
その中身だけなら決して遅いとは思えず
先週の日曜メイン3勝クラスで1’7’5
2週目でも雨さえなければ
今年も速い時計での決着になりそう


そこで一つ大きなポイントとしては
その速い時計への適応力
これが父の産駒傾向からどうなのか?
まずこれをポイントにしつつ


あとはその2016年以降の函館重賞
時計が速くなったのが影響してるのか?
欧州血統=特に欧州ノーザンダンサー系
馬力=パワー血統=特にロベルト系
この2系統の支え=母父馬が不振な傾向
逆にスピード持続力で支える=母父ナスルーラ
この系統は好調な感じ


このあたりを気にしながら
ここからは出走馬の血統を中心に見ていこうかと
今回は特別に【父1200m速い時計適応力】
これも付けてみました





ダイアトニック

ダイアトニック
【父1200m速い時計適応力:○】
高松宮記念”実質”1着馬
現状ロードカナロア産駒は
重賞のアップ戦ではスイートスポットが相当狭い
その中で前走はアップ戦で大いに見せ場
これはOP→1400mスワンS重賞勝ち
このアップ戦のこなし方が
産駒にしては異質な香りがあるので
それを担保にしての好走だったかもしれない
しかもアルパインスウイフトの牝系はスピード型
一気短縮を決める馬も多い中でのもの
かなり向いたかなと思える前走から
今回はロードカナロア得意のダウン戦
まとめてくる可能性は高いですが
頑張った後とかなり向いたと思える後で果たして



ライトオンキュー

ライトオンキュー
【父1200m速い時計適応力:△】
父Shamardalは湿った馬場での強さが抜群
しかもモズスーパーフレアが走るレースで
かなりの好相性であるストームバード系
ドバイではなく高松宮記念に出てたなら
条件的にピッタリであっただろうなと
Glorious Song.Machiavellian内包で
字面だけなら速い時計の適応力はありそうも
湿った馬場が抜群な分だけ疑問な面も
母父Raven's Passは米×米配合で欧州活躍馬



フィアーノロマーノ

フィアーノロマーノ
【父1200m速い時計適応力:○】
圧倒的に小回り>>大箱コースのFastnet Rock
ワンペースでスピードを生かす馬が目立つ
この馬も成績辿ればまさにそんなタイプ
産駒にはメラグラーナ(オーシャンS勝ち)
だから尚更ですが前走京都外回り
そこでどんな競馬するかが見てみたかった
大箱で道中坂の上り下り
最も合わないステージの気がしてましたから
もし凡走してたなら苦→楽の可能性もあったので
母方は米国の血で固められていて
速い馬場の消耗戦を
父のスピード母方の米国の血で粘り込む
そんな競馬がベストの馬かなという印象
初の1200mは全く気にはなりません



エイティーンガール

エイティーンガール
【父1200m速い時計適応力:○】
ヨハネスブルグ産駒ならネロ.ホウライアキコ
Hennessy×Ogygianでパワーもある配合で
シルクロードS2着を受けて尚更
この馬はそっちの部類かなと思ってました
しかし前走ダウン戦とはいえ7分台の決着を
2㎏増の牝馬55㎏でも上がり最速で3着
しかもリズムも保ちつつまとめられた
母父タキオンはジューヌエコールが
当レースで17年レコードV
アクティブミノルも函館2歳S勝ち
牝系にはエアジハードもいるので
やはり速い時計への適応力は感じますし
速い時計の洋芝はピタッと嵌りそうな予感



シヴァージ

シヴァージ
【父1200m速い時計適応力:?】
ライトオンキューと同じ父の父Giant's Causeway
First Samurai産駒は少ないので
速い時計への適応力は未知数
First Samurai自身は米国活躍馬
この馬だけならパワータイプかという気も
しかしGlorious Song.Fappiano
速い血を2つ内包してるので適応力ある可能性が
Indian Charlie×E Dubaiは米国配合ですが
Indian Charlieの奥がCaroでMill Reefの文字も
そのIndian Charlieはグレイソヴリン系
出走馬中唯一となる母父ナスルーラ



メイショウショウブ

メイショウショウブ
【父1200m速い時計適応力:○】
父ダイワメジャーなら1200mでも
阪神Cで前半33.9を2番手から行っており
適応力は感じさせる
Katies牝系ということで近親には
アドマイヤムーン.ヒシアマゾン.スリープレスナイト
いずれも1200m重賞にゆかりある馬
短縮前受け好走後に延長臨戦で惨敗した京都金杯
これ以外の牡馬混合重賞では2.2.3着
牡馬と混じったほうがやれる馬なのか



マリアズハート

マリアズハート
【父1200m速い時計適応力:?】
Shanghai Bobbyはストームキャット系で米国型
父の父Harlan's Holidayの産駒には
レコード決着の高松宮記念3着したアルビアーノ
この馬自身も中山の7秒台決着で2勝
Shanghai Bobby産駒の数は少ないですが
速い時計への適応力はあるように思える
In Realityという速い血も内包してますし
Maria's Mon×Red Ransomの母方は米国配合
Maria's Monを母父に持つ馬は
父が何であっても
割とスピード能力高い馬が多くみられる
母父がグッと出てれば面白いかもしれない



ジョーマンデリン

ジョーマンデリン
【父1200m速い時計適応力:▲】
NZT勝ち馬ジョーストリクトリの全弟
この馬自身前走7秒台の時計で快勝
一昨年ヒルノデイバローが2着
それ以前にも2頭このレースで好走している
それが父の父であるマンハッタンカフェ
速い時計の洋芝は合いそうである
ただ他馬と比べて気になるのは
母父キングヘイローは欧州ノーザンダンサー系
3勝クラスの内容がよくても
もう一つ上のクラスで
この母父系統が足枷にならないか?




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