今週土曜東京メインレースは府中牝馬ステークス2017
 
 
府中牝馬ステークスは芝1800mで行われる牝馬限定の重賞レース
来月に行われる牝馬限定G1エリザベス女王杯の前哨戦となる位置付けでありまして
このレースの1着馬にはエリザベス女王杯の優先出走権が与えられております

昨年はここを勝ったクイーンズリングが勢いそのままにエリザベス女王杯を制覇
確か近年では府中牝馬ステークス→エリザベス女王杯と連勝した馬は居なかった筈だけに
クイーンズリングの勝利が新しい流れを作り出してるかもしれませんよ~

今年はそのクイーンズリングが連覇を狙って出走予定
ヴィクトリアマイル勝ちのアドマイヤリード
昨年の秋華賞馬で今年海外G1(ドバイターフ)を制したヴィブロス
G1馬はこの3頭が出走

それ以外ではリエノテソーロ、トーセンビクトリー、デンコウアンジュらが登録
 

出走予定馬と血統表


 


府中牝馬ステークス2017出走予定馬は17頭(全馬出走可能になっております)
 

レースの血統傾向


 


これは過去10年における府中牝馬ステークス1~3着馬の父と母父が分かるもの

サンデー系×ノーザンダンサー系
ノーザンダンサー系×サンデー系
この配合馬の好走が非常に目に付くのが大きな特徴ではないでしょうか

ディープインパクト産駒が5年続けて馬券になってるんですが
スマートレイアーは3年連続で1番人気に支持されるも勝ち切れず
ドナウブルーは1番人気だった12年は3着
人気より着順が下というケースが多いのでそこまで信頼出来る存在ではないのかも

という事で昨年こそサンデー系種牡馬で上位独占となりましたが
非サンデー系種牡馬にもチャンスは大いにあるような気がしてます
実際12.14.15年は2頭づつ馬券に絡んでますから
 

有力馬の考察


ヴィブロス


今回唯一の出走となるディープインパクト産駒
ドバイターフからの休み明けでの臨戦になりますがそのドバイターフはモレイラの神騎乗でV
今回は福永ではなくルメールにスイッチでしかも天栄戻りという走れる配置
ただ外厩的にはしがらき【1.1.0.1】天栄【0.1.0.1】という成績ではあり
サンデー×ノーザンダンサーの配合ではなくサンデー×ミスプロ配合ではあるんですが
欧州ノーザンダンサーであるヌレイエフを母母父に持ってはいます
 

クイーンズリング


昨年の勝ち馬でこのレース相性良いマンハッタンカフェ産駒であります
近3走の着順こそ奮いませんがいずれもが根幹距離でのもの
前走ヴィクトリアマイルは0.4差だったのでそう悲観するほどでもないのかも
今回は得意の非根幹距離ですしリフレッシュされてれば昨年の再現も十分
母父Anabaaはダンチヒ系なんでノーザンダンサー
つまりサンデー×ノーザンダンサーの配合という事になりますし
 

アドマイヤリード


父はステイゴールドでサンデー系種牡馬
北大路特別→飛鳥S→阪神牝馬S→ヴィクトリアマイルと一気に勢いに乗ってG1制覇
このあたりはアップ戦に強いステイゴールドの特徴が出てるのかもしれません
前走クイーンSはヴィクトリアマイル以来となる間隔を開けての臨戦でしたが6着
これはダウン戦のものだったのでやはり強い相手との競馬のほうが合うんじゃないかと
勢いもストップしましたしここもどちらかと言えばまだ迎え撃つ立場のほう
母方の血統もミスプロにグレイソヴリンですから特別ここに合ってるとも思えず
 

出走予定馬で気になる馬


 
キンショーユキヒメ
クイーンズリング
トーセンビクトリー
バンゴール
ロッカフラベイビー
ワンブレスアウェイ
ヴィブロス

この7頭の中で最も注目してるのがクイーンズリングで次点がバンゴール

バンゴールは父が非サンデー系種牡馬のキングカメハメハ
そして母方がノーザンダンサー×サンデーなんで微妙に惜しいんですが・・
ただそれを相殺してもいいと思えるのが母父クロフネ=ヴァイスリージェントの血
このヴァイスリージェントの血が実は府中牝馬ステークスで相性抜群なんです
今回前走1600万からのアップ戦で過去2度の重賞は掲示板以下だったものの0.3と0.5差
前走はプラス10㎏でハクサンルドルフ&フロンテアクイーンという骨っぽい相手に快勝
ちょっと本格化の香りも感じたのでアップでも違った結果を期待