今週は今年の総決算となる有馬記念でもありますし
今回は有馬記念出走予定馬1頭1頭の血統評価をしていきます
 
2回に分けて掲載していきますが今回は出走予定馬の馬名順でアから始まる8頭
ここには人気を集める事必至のキタサンブラックにサトノダイヤモンド
さらに昨年の有馬記念1・2着馬ゴールドアクター・サウンズオブアースの名前もあり
 
既にアップ済みのその2は↓↓
有馬記念2016 血統評価その2~シュヴァルグラン・マリアライト他~
 
それではいってみよ~
 
まずは参照になると思うんで過去10年の有馬記念の血統傾向を
 

有馬記念過去10年1~3着馬の血統


 

 
これも参考にしながら各馬の血統評価をしていきます
 
昨年と一昨年のところを赤枠で囲ってますが
これは14年夏に中山競馬場が路盤改修を行っているのでそれ以降を強調する意味で
というのも
改修前と改修後では有馬記念が行われる中山2500mの血統傾向に変化がみられるのもあるんで
 
あとはジャパンカップの記事で書いた
ジャパンカップ2016 キタサンブラックが支配するレースでの注目血統
今回もキタサンブラックを中心にレースは流れそうですし
人気馬であるだけにそのレースを支配するという意味でもやはり注目になるはずで
記事を読み返す必要はあるんじゃなかろうかと
 

アドマイヤデウス



 
父アドマイヤドンはミスプロ系ですが
過去の有馬記念でキングマンボ系を除いたミスプロ系種牡馬は1頭も馬券になってません
アドマイヤドンはトニービンを内包してるんですが
キタサンブラックが先行=レースを支配した近走ではトニービンの血を持つ馬がよく馬券に
母父サンデーで母母父Be My Guestは欧州ノーザンダンサー系
祖母アドマイヤラピスは長距離実績があった馬で
前走2000mから2500mに距離延長になるのはプラスにはなりそうですが・・
 

アルバート



 
上のアドマイヤデウスと同じアドマイヤドンを父に持ちます
母父ダンスインザダークはサンデー系のスタミナ型で母母父がノーザンテースト
この母方にノーザンテースト持ちというのは有馬記念で相性抜群
改修後の過去2年でもノーザンテーストと同じスピード持続力に長けた血であるボールドルーラー
この血を母方に持つ馬が複数馬券になっており悪くないでしょう
同じ父を持つアドマイヤデウスよりは現時点では上のジャッジ
ただやはり昨年と同じ大幅短縮となるステイヤーズSからの臨戦は?マーク
 

キタサンブラック



 
父ブラックタイドはディープインパクトの全兄になりますが産駒はパワーに長けた面も
キタサンブラック自身がだいぶ引き上げてる分はあるものの
ブラックタイド産駒はとにかく芝重賞での内枠が圧倒的好成績
1枠【5.0.0.6】複勝率45.5% 2枠【1.0.4.8】複勝率38.5%
サクラバクシンオー×ジヤツジアンジエルーチ(ボールドルーラー系)
この母方がスピードに長けた配合
 

ゴールドアクター



 
父スクリーンヒーローがロベルト系種牡馬
路盤改修前12年~14年4月までのロベルト系種牡馬における中山2500m成績が【1.1.1.25】
路盤改修後14年12月以降のロベルト系種牡馬における中山2500m成績が【3.6.1.25】
比べると明らかに改修後のほうが成績がアップしてますね
しかもステイヤーズSの3着馬モンドインテロの母父
ターコイズSの1着馬マジックタイムの母父に3着馬カフェブリリアントの父
今開催中山重賞でロベルト系がよく走ってますしこれだけで十分期待出来そう
母方は地味な血統ですが若干パワーに寄ってる印象
 

サウンズオブアース



 
父ネオユニヴァースはサンデー系種牡馬
路盤改修前12年~14年4月までのネオユニヴァース産駒の中山2500m成績が【1.2.0.8】
路盤改修後14年12月以降のネオユニヴァース産駒の中山2500m成績が【1.2.2.3】
路盤改修後の成績にはサウンズオブアースの日経賞・有馬記念の2着が含まれてはいますが
それを抜いたとしてもそこそこの好成績
母父Dixieland Bandは馬力あるノーザンダンサー系で母父Secretariatはボールドルーラー系
キタサンブラックが先行=レースを支配した近走でこの馬は2度馬券に
レース質はこの馬にマッチしそう
 

サトノダイヤモンド



 
父ディープインパクトは14年に産駒のジェンティルドンナが勝利
但しこれは出走馬16頭中7頭がディープインパクト産駒でのものだけに・・・
そして昨年は1頭も馬券に絡めず
路盤改修前12年~14年4月までのディープインパクト産駒の中山2500m成績が【0.2.1.11】
路盤改修後14年12月以降のディープインパクト産駒の中山2500m成績が【3.0.4.17】
改修前より好走率も上がり尚且つ勝ち切れるようになってるんで悪くはないんでしょうが・・・
決してベストの条件とは思えない面も
母マルペンサはアルゼンチンで走った馬
Orpen(ダンチヒ系)×Southern Haloの母方はパワーに寄ってる配合だとは思うんですが
Orpenはフランスの1200mG1勝ち馬でその父LureはBCマイルを連覇した馬
母父からはスピードを結構供給されてるとは思いますね
キタサンブラックが先行=レースを支配した近走で馬券になったディープインパクト産駒は
母父エルコンドルパサー2頭と母母父ディクタスで近親ステイゴールドだった1頭
つまり母方は重めの馬だったんですよね
その点は大いに気になる材料ではあるんですが・・・
 

サトノノブレス



 
父はサトノダイヤモンドと同じディープインパクト
母父トニービンはキタサンブラックが先行=レースを支配した近走で強い血
母母父Always Run Luckyはスピード持続力のあるボールドルーラー系
血統構成は悪くない馬だと思うんですが如何せんG1からのダウン戦に反応する馬
金鯱賞、オールカマー、鳴尾記念の近走がまさにそれ
 

サムソンズプライド



 
父メイショウサムソンはサドラーズウェルズ系なんで欧州ノーザンダンサー系
母父エルコンドルパサーはキングマンボ系
3代母がダイナカールということは近親にエアグルーヴ、ドゥラメンテ、ルーラーシップが居てます
欧州ノーザンダンサー系種牡馬の改修後の中山2500m成績はまあまあ良いんですが
エアグルーヴとルーラーシップは共に有馬記念で2番人気に推されたものの3着が目一杯
その一族のこの馬が果たしてこの成績を超えられるか?と言われたら疑問